■サスティーチャレンジ(サスティーのモニターのお願い)
こんにちは、キャビノチェ株式会社代表の折原龍です。
私たちは水やりで失敗し、鉢植えを枯らした経験のある全ての方へ、もっと気軽に植物のある暮らしを楽しんでいただきたい。
そんな思いから、電池を使わず鉢植えにさすだけで使える水分計、「サスティー」を開発致しました。
第一弾は蘭用として、栽培農家と共同開発しております。 こちらは蘭の水やりに最適化されていますが、実は他の植物にも併用できます。
確認している併用できる植物は、薔薇、ドラセナ、ポトス、ミント、レモンバーベナ、ローズマリー、コーヒーの木、サンセベリアなど(ただし、サボテン、マングローブを除く)。
現在、蘭に関してはサスティの機能性を確認していますが、上記植物を含め、他の使用できる植物に関する情報が不足しています。
そこで、あなたのご自宅の鉢植え植物にサスティーを試していただき、使用感などの簡単なアンケートに答えていただくプロジェクトモニターさんを募集しております。
また、今回のファンディングでいただいた資金は、今後の研究開発や量産化へむけた金型製作の一部に活用させていただきます。
■使い方
Step.1:鉢植の根元にサスティーを差します。(マークの位置まで)
Step.2:たっぷり水をあげると、30分ほどで白から青へ変化。
Step.3:色が白に戻ったら、再び水をあげて下さい。
■きっかけ
私たちはハーブが好きで以前より趣味でガーデニングを楽しんでいました。
ところが、種類によっては何度育てても枯らしてしまい、その原因が分からず悲しい思いを繰り返していました。 そんなおりに、友人から「いつも植物を枯らしてしまう。なんとかならないだろうか」という相談を受けました。
■何故、植物を枯らしてしまうのか?
「何故、植物を枯らしてしまうのか?」その疑問の答えを調べていくと、枯らしてしまう原因のほとんどは、水のあげすぎによる「根腐れ」であることが分かりました。
特に根腐れは「土」、「菌」、「水やり」が要因だと言われています。そのうち、「土」と「菌」に関しては多くの企業や研究機関が改良をかさね、消費者のもとに届けられる前に、最適な状態にセットされています。
しかし、「水やり」は購入後であるため、消費者の判断に委ねられています。
■「水やり3年」と言われるほどの難しさ
そこで、私たちは「水やり」に注目しました。 水やりと一口に言っても、実はとても奥が深く、園芸初心者が土の乾湿具合をみて、栽培農家と同じように水やりができるようになるまでには、3年かかると言われています。
そんな難しい水やりを「栽培農家のようなプロと同じように」することができれば、根腐れの多くを防げるのではないかと考えました。
■理想の水分計とは?
開発当初は、センサーを使用して、土が乾いたことをアプリでスマートホンに通知する水分計を考えていました。しかし、ヒアリングの結果、
「電池式は交換が煩わしいし、エコじゃない。」 「スマートフォンと連携?なんだか難しそう。」 「手軽な価格にして欲しい。」 という声を多くいただきました。実際、LEDは直射日光のあたる場所では見づらいものでした。 そこで、私たちは開発方針を、 「誰でも簡単にわかりやすく」 「栽培農家のようなプロと同じように」 水やりのできるアナログな水分計にしました。
■誰でも簡単にわかりやすく
私たちは誰でも簡単にわかりやすくという言葉を次のように考えました。 「誰でも」=「子供から大人まで」 「簡単に」=「鉢植えにさすだけで」 「わかりやすく」=「色の変化で」
■栽培農家のようなプロと同じように
各植物にはそれぞれ、最適なPf値(土の乾湿具合を表した数字)が存在します。 様々な論文をもとに実験を繰り返した結果、ある範囲内にPf値をコントロールできるノウハウが溜まりました。(この技術は現在特許出願中です。)
では、実際に栽培農家さんと私たちのノウハウにどれだけの誤差が生じているのでしょうか。
検証と調整をするためには栽培農家の方の協力が必要不可欠でした。
■なぜ蘭用サスティーから?
どんな植物ならサスティーの便利さを強く感じてもらえるだろうか? 水やりの難しい植物ってなんだろう? そんなことを考えていたときに、胡蝶蘭を思い出しました。 胡蝶蘭の鉢には土ではなく、実はミズゴケやバーク(木片)が使われています。 そのため、外から乾湿具合を判断するのはとても難しく、プロである栽培農家の方は鉢の中に指を入れ、ミズゴケの湿り具合をみて水を上げています。 サスティーならミズゴケでも、ハイドロカルチャーでも土にも使えます。 そこで、胡蝶蘭の栽培農家であるファレノクリスタル長沢さんに共同実験を依頼しました。
サスティーは上記過程の他に、数十種類の吸水材を試し、防菌処理に1年弱、数百本のサンプルを用いて共同実験を繰り返しました。
■使う側の視点に立ったデザイン
さて、実験に使用していたものは私たちが手作りで製作したもので、製品と呼べる品質ではありませんでした。
「プロダクトは、主張しすぎずシンプルなフォルムでいて、植物と暮らすライフスタイルと呼応し、使う側の視点に立ったデザインにしたい。」
そのデザインイメージは「ペン」
そこで、ステーショナリーやライフスタイルプロダクトの経験豊富なデザイナー、日本大学芸術学部や桑沢デザイン研究所などでも講師をされてる、デザインディレクター/プロダクトデザイナーの中林鉄太郎氏に依頼しました。
■世界に誇る日本の技術力
サスティーは射出成形で作られています。その軸部分のパーツの長さは190mm。横に蒸散穴や吸水穴があり、一体成型するには非常に高度な技術を要します。
この一体成型は製品の耐久性をあげ、組立の負担を減らし、かつ一体感のあるデザインを実現するためにはどうしても譲れないポイントでした。
様々な射出成型の工場をあたり、探し続けること6ヶ月。やっと製作技術を有する工場と出会えました。
■組み立て易く
また、サスティーは、社会福祉法人藤沢育成会みらい社さんにて、組立てを行っています。
感覚的な作業を極力減らし、組み立ての負担を軽減するため、部品内部の設計について、みらい社さん、デザイナー、製作所、弊社間で何度もやり取りを行い、専用工具を製作するなどして調整してまいりました。
■そして、皆様のお手元へ
今回、クラウドファンディング「きびだんご」への参加を通じて、まずは一人でも多くの方々にサスティを知っていただき、水やりの不安が楽しみに変わる体験をしていただきたいと思っています。
そして、私たちはサスティーを通じて、人と植物との距離を近づけることで身近な緑を増やし、植物を育てる文化を大切にしていきたいと考えています。
■今後について
2月15日から23日まで、東京ドームで開催される世界らん展日本大賞2014において、埼玉の洋蘭生産者組合の皆様と共同で出店(ブース名:埼玉らんや)を予定しています。
また、今後は蘭用の他に、ドラセナ・ポトスなどの観葉植物用、小型の一般的な植物用、家庭菜園のトマト用などへと製品を拡充していく予定です。
トマトは水の上げ方と土によって糖度が変わります。 フルーツトマトは甘いと言われていますが、実はフルーツトマトという品種はなく、糖度が高くなるように育てたものを言います。 例えば、プランター栽培のトマトにトマト用サスティーを用いて実験した結果、約8割のトマトで甘み(糖度)の上昇(有意差0.2以上)が見られました。
[Sustee使用栽培下における各トマト種の味覚遷移度]
(有意差0.2以上とは、100人中95人が味の違いに気付くレベル)
■製品仕様
- 製品名:ラン用サスティー(Sustee for orchid)
- 型番:SOR-255WP
- 本体カラー:ホワイトパール
- 使用温度範囲:5℃〜40℃
- 使用湿度範囲:20%〜80%
- サイズ:W15mm×D10mm×H255mm
- 材質:ポリカーボネイト(本体),防腐剤処理済み不織布(リフィル)
- 重量:約10g
- 使用期限目安:使用から約半年
■特定商取引法に基づく表示
- 事業者:キャビノチェ株式会社
- 運営責任者:折原龍
- 所在地:〒108-0073 東京都港区三田3-1-23メザキビル3階
- メールアドレス:info@cabinotier.co.jp
- ホームページ:http://cabinotier.co.jp
- 支払時期:当プロジェクトにて提供する特典(商品・サービス)にお申し込みいただいた時点で予審が行われますが、プロジェクトの募集期限までに目標金額に満たない場合にはプロジェクトは不成立となり、お客様へのご請求は発生致しません。決済は募集期限までに目標金額に達し、取引成立となる場合にのみ実行されます。
- 引渡時期:募集期限までに目標金額が集まった場合に当プロジェクトは成立し、プロジェクトオーナーは集まった資金を元手に特典(商品・サービス)を支援者に提供する義務を負います。特典(商品・サービス)の引渡時期は、特典(商品・サービス)欄の記載に準じます。
- 商品の代金以外の代金:特にありません。
- 支払方法:VISA, MASTERの提供するオンライン決済サービスを利用した決済。
- 返品・キャンセルについて:目標金額に達成したプロジェクトに関する特典(商品・サービス)の返品・キャンセルは一切受け付けておりません。