桃とお米の化粧品。天然ボディミルクを届けたい!
■ こんにちは!発酵大好き、ファーメンステーションの酒井里奈です。

みなさん、こんにちは!
きびだんごでのプロジェクト挑戦はこれで3回目、
ファーメンステーションの酒井里奈です。
岩手県奥州で、休耕田だった田んぼでお米を栽培、
そのお米を発酵させてエタノールを作っています。さらに、このお米のエタノールから派生して、化粧品、生活雑貨、家畜の餌などをつくり、農地と都市とを繋ぐ地域循環型の事業に取り組んでいます。

(お米から色々なものがうまれます)
2014年の夏には、きびだんごでツアーを企画、

昨年の夏には、お米のエタノールを使ってアロマのようなアウトドア(虫除け)スプレーを開発、多くのみなさまにご支援いただき商品化することができました。アウトドアスプレーは、おかげさまで、大手百貨店やセレクトショップなどでもお取り扱いいただいています。
改めてお礼申し上げます。ありがとうございました!

■ 私たちのエタノールは大吟醸とバラの香り!
エタノール、化学的な響きで「なんのこと?」と思われるかもしれません。
エタノールはアルコールともよばれています。
実は生活に非常に身近なもので、消毒液の他、
化粧品、香水、消臭スプレー、頭髪スプレーから、チューハイの原材料など様々なものに使用されています。国内で流通しているほとんどは、海外のサトウキビ、トウモロコシから作られています。
私達は岩手県奥州市の休耕田で無農薬のお米を栽培し、これを発酵・蒸留してエタノールを作っています。

(奥州市胆沢区。散居集落が有名です)

(休耕田や耕作放棄地も多く、これらの水田の活用が求められています)

(地域の仲間。この田んぼのお米から全てが生まれます)
徹底した手作業で独特の製法なため、アルコールの独特のツンとした刺激が少なく、ほのかにお米やお酒の香りがします。
少量生産の貴重なエタノールですが、化粧品の原料として販売したり、手作り化粧品を作る方などにご愛用いただいています。アロマとの相性もよく、去年開発したアウトドアスプレーは、とにかく香りの良さが好評でした。

最近、外部の研究機関で私たちのエタノールの成分分析をしていただいたところ、通常の消毒などに使うエタノールには含まれないような、様々な香り成分などが検出されました。中には、大吟醸に含まれる成分や、バラと同じ香り成分なども見つかっています。
■ 今回のチャレンジも、商品開発。新たに加わる原料は、、、
今回のチャレンジも商品開発です。
私達はお米のエタノールを、化粧品メーカーなどに販売する以外にも、自社製品としてアウトドアスプレー、消臭スプレーや石鹸などを開発、販売しています。
前回、アウトドアスプレーを開発した際のプロジェクトで最後にこう書きました。
「エタノールにはまだまだ私たちが気が付いていない用途、可能性があると感じています。アウトドアスプレーだけでなく、まだまだ他にもエタノールを使ったプロダクトができないか。。。夢は膨らんでいます。
果物や野菜など、お米以外のものもエタノールの原料になるかもしれません。
是非これからも、みなさまからご意見などもいただきながら、
お米やエタノールからうまれる新しいプロダクトを生み出して行きたいと思っています。」
これを書いた時点で、すでに温めていた企画があるのです。それが今回のプロジェクト。
桃です!!

私の研究テーマは、「地産地消型エタノール製造」、「未利用資源の活用」です。「未利用資源」と呼ばれるものが大好き!そんな私のもとには、色々なものが持ち込まれます。傷がついて有効活用できないリンゴ、メロン、かぼちゃなどの果物や野菜、お菓子の製造工場から出るハネ品、「クズ」と呼ばれる大豆やお米。。。 発酵してみたり、エタノールに漬け込んでエキスにできないか、など、日々、実験をしています。
2年前の春、福島で桃の生産に関わっている方との出会いがありました。色々お話を伺っていると、桃も生食用として出荷できないものがあることがわかりました。傷がついてしまったり、熟れすぎてしまったものは、安価で加工用として引き取られたり、廃棄されることもある。「桃」の甘い響きにも惹かれ(何と言っても美味しいですし。。。)何か面白いことができるといいですね、とお話をしました。
そうしたら、早速、その夏、
福島県桑折(こおり)町より私たちのラボに桃が届きました!!

桑折町は「献上桃の郷」で知られる全国有数の桃の産地。平成6年より20年間以上、天皇家に桃を献上しているそうです。
春には阿武隈川沿いの桃の木が一斉に花を咲かせる桃源郷のような景色が広がります。私も食べさせていただきましたが、ジューシーで美しい桃はとても美味しいですよ。
この地で長年、桃や柿の生産をしていらっしゃる感謝農園の平井さんにご協力いただきました。


(私がお邪魔したのは夏)
■ 桃を使って試行錯誤
この桃を使って何か面白い製品ができないか? そんなことを考えながら色々実験をしてみました。
実験は2年前の夏と去年の夏。桃のシーズンは限られているので、短期間でしか検証をすることができません。
摘果の際に出てくる桃を使ってみたり。。。

発酵させてエタノールを作ってみました。


(皮をむいて)

(お米とまぜて発酵)
ほんのり桃の香りがするエタノールができましたが、製造量に限界があり、本格的な商品化には課題が残ります。
そんな時、目に付いたのが、、、

桃の種!!!
聞くと、桃の種は現場でも廃棄されているとのこと。
これは私たちの大好きな「未利用資源」!
私は、10年以上前から、長野のあんず農家さんとご縁があり、あんず狩りをしています。あんずは、生でいただいたり、熟れたあんずを使ってジャムを作ったり、また、農家さんに教えていただいて、種を焼酎につけてあんずの種酒を作ったりしていました。それを思い出し、、、

私たちのエタノールに漬けてみては???
調べてみると、「杏仁」として知られているあんずの種同様に、桃の種の外の空を割って中の種子を乾燥したものは、「桃仁」(とうにん)と呼ばれ生薬として使われてきたことがわかりました。血流促進などの効果があり、漢方薬の原料となっているそうです。
と思ったところまでは良かったのですが、、、
この種の処理が思った以上に大変!!

(ケバケバの果肉を丁寧にこそいでいきます。)

(全て手作業)

(暑い夏の日だったので、ラボ内も暑く。。。気晴らし?に外にでてみたり)

(陽も暮れていきます)


(これを乾燥させました)
■ お米のエタノールと桃の種の出会い「桃の種エキス」
そして、私たちのエタノールに漬けてみました。
私達のお米でつくったエタノールは、ほのかに優しいお米の香りがするマイルドなエタノールです。
エタノールは、蒸発しやすい、揮発性、水にも油にも混ざるという特徴があります。また、有効成分を抽出するためにも使用され(梅酒を作る時にホワイトリカーに浸けるのと同じですね)、化粧品原料として非常によく使われるものです。
エタノールの製造工程は是非こちらをご覧下さい。

(丁寧に手作業で破砕したお米を)

(手作業で丁寧に発酵、蒸留して)

(ガラスの装置で室温、水温などをみながら細かい調整をしてようやく抽出されます。)

(奥州ラボスタッフと)
ファーメンステーションのお米のエタノールは、品質管理に力をいれています。
もともと実証実験からスタートしているので、データ管理には自信があります。
天気、水の出具合、温度、日当り、湿度。
お米作りと同じような気持ちで手間ひまをかけて丁寧に製造しています。
無農薬、減農薬のお米から作る弊社の米エタノールは、高品質として認められ大手化粧品メーカーの化粧品原料にも採用していただいております。
このエタノールに漬けて待つこと数ヶ月。
とても良い香りのするエキスになりました!!
桃やアーモンドのような香り。

せっかくなので、外部の研究機関に分析を依頼してみました。
その結果、
バラ(桃はバラ科です)、チェリー、ジャスミンなどに含まれる香り高い成分や、不飽和脂肪酸エステルといった化粧品原料にも使用されることがある成分が検出されました。
これは化粧品の原料になるのではないか??と考えました。
■ さて、何を作ろう?
私たちは、アルコール製造販売業者ですが、化粧品を作ることはできません。そこで、心強いパートナー、前回のアウトドアスプレーでもお願いした、オーガニックコスメの製造に定評のあるアルデバランの暮部さんにご連絡。

暮部さんと打ち合わせを繰り返し、さらに大阪から岩手までお越しいただき、実際の製造現場を見ていただきながら決めたのは、
■ ボディミルク!!
この贅沢なエキスを活用して、桃の香りのするボディミルクを作ることにしました。その他の材料も思いっきり贅沢に。まるでお菓子をつくるように丁寧に。
コンセプトは、
・お米と桃
お米のエタノールに漬け込んだ桃の種エキス以外にも、お米と桃をメインにしたプロダクトにしよう、ということで、桃果汁、米ぬか油、そして、私たちのお米を発酵して作る「米もろみ粕」も入れました。
・安心して使えるもの
天然由来の原料のみを使用。お子さんから大人まで、女性、男性を問わず、皆さんに安心して使っていただけるように、合成香料、石油由来の原料、防腐剤などは一切使用していません。
・香り成分は桃だけで。人工香料を使わないもの
ボディミルクは、お風呂上がりや寝る前などに全身に使っていただくものです。使うたびに、ほのかに桃の香りでリラックスしていただけたら、と思い人工香料に頼らず、桃果汁と桃の種エキスだけで香りを出しています。桃の天然香料は非常に難しいそうで、桃の香りがする製品はほとんどが人工香料を使っているのだそうです。

試作を繰り返した結果、さらりとして、ほのかな桃の香りのする、
優しいボディローションが完成しました。

(とろりとしているけれど、べたつかないさらりとした感触です)
■ 原料 お米と桃
桃の種エキスの他に、桃の果汁をたっぷり使用。
岩手県奥州で私たちの仲間が栽培した無農薬のお米を発酵してできる「米もろみ粕」も使っています。これは、普段、私たちの製品「洗顔石けん奥州サボン」にも使っているものですが、米ぬか、酵母、麹たっぷり、外部の研究機関の調査で「抗酸化作用、抗老化作用、ヒアルロン酸保持効果」が認められています。

■ それ以外の原料は
保湿効果を持たせるためのグリセリン、
ボディミルクに欠かせない油は、米ぬか油、オリーブ油、ホホバ油、さらにザクロ種油、椿油、茶実油など、贅沢な原料を配合しています。
石油由来の防腐剤は使用せず、ワサビ根発酵エキス、ダイコン根発酵エキスなど天然由来の防腐効果のあるものを使用しました。
(開封後はできるだけ早くご使用ください)
(試作ですので、最終的に若干の変更がある可能性もあります)
これらを使って、まるで食べ物をつくるように丁寧に作っていただきました。
■ 使ってみました!
こうして完成したボディミルク。
ほんのりと香る桃が心地よく、うっとり!
「ボディミルク ピーチカーネル」と名付けました。
ピーチカーネルは、桃の種、という意味です。

のびが良い乳液タイプ、さらりとしてべたつきません。
お風呂上がりの体に、キッチンにおいてお皿洗いの後の手に、
オフィスのデスクで乾燥がきになる時などにもお使いいただけます。
男性のアフターシェーブローションとしても良さそうです。
香りはとても柔らかなので、女性だけではなくて、
お子さんにも、男性にもお使いいただけます。
■ お届け時期について
プロジェクトの目標金額が達成次第、製造に入り、今年の春、4月末か5月ごろにはお届けできる見込みです。
(※製品は放射性物質検査済みのものをお届けします)
■ 最後に
お米のエタノールに、桃という新たな原料が出会って生まれて今回のプロジェクトがスタートしました。お米からエタノールをつくる実証実験を始めてから7年目、新しい展開に今、私たちはとてもワクワクしています。
使われないもの、捨てられていたもの、有効活用されていないものに新たな役割が生まれ、素敵なものに変わっていく。私たちが目指す社会がここにあります。
皆様の毎日に、お役に立てそうなボディミルクです。
今回、皆様にご協力いただいて作るこの商品が、
少しでも多くの方のお手元に届きますように。
ずっと長い間、皆様に愛される商品になりますように。
是非、奥州にも遊びに来て下さいね!!

みなさん、こんにちは!
きびだんごでのプロジェクト挑戦はこれで3回目、
ファーメンステーションの酒井里奈です。
岩手県奥州で、休耕田だった田んぼでお米を栽培、
そのお米を発酵させてエタノールを作っています。さらに、このお米のエタノールから派生して、化粧品、生活雑貨、家畜の餌などをつくり、農地と都市とを繋ぐ地域循環型の事業に取り組んでいます。

(お米から色々なものがうまれます)
2014年の夏には、きびだんごでツアーを企画、
昨年の夏には、お米のエタノールを使ってアロマのようなアウトドア(虫除け)スプレーを開発、多くのみなさまにご支援いただき商品化することができました。アウトドアスプレーは、おかげさまで、大手百貨店やセレクトショップなどでもお取り扱いいただいています。
改めてお礼申し上げます。ありがとうございました!

■ 私たちのエタノールは大吟醸とバラの香り!
エタノール、化学的な響きで「なんのこと?」と思われるかもしれません。
エタノールはアルコールともよばれています。
実は生活に非常に身近なもので、消毒液の他、
化粧品、香水、消臭スプレー、頭髪スプレーから、チューハイの原材料など様々なものに使用されています。国内で流通しているほとんどは、海外のサトウキビ、トウモロコシから作られています。
私達は岩手県奥州市の休耕田で無農薬のお米を栽培し、これを発酵・蒸留してエタノールを作っています。

(奥州市胆沢区。散居集落が有名です)

(休耕田や耕作放棄地も多く、これらの水田の活用が求められています)

(地域の仲間。この田んぼのお米から全てが生まれます)
徹底した手作業で独特の製法なため、アルコールの独特のツンとした刺激が少なく、ほのかにお米やお酒の香りがします。
少量生産の貴重なエタノールですが、化粧品の原料として販売したり、手作り化粧品を作る方などにご愛用いただいています。アロマとの相性もよく、去年開発したアウトドアスプレーは、とにかく香りの良さが好評でした。

最近、外部の研究機関で私たちのエタノールの成分分析をしていただいたところ、通常の消毒などに使うエタノールには含まれないような、様々な香り成分などが検出されました。中には、大吟醸に含まれる成分や、バラと同じ香り成分なども見つかっています。
■ 今回のチャレンジも、商品開発。新たに加わる原料は、、、
今回のチャレンジも商品開発です。
私達はお米のエタノールを、化粧品メーカーなどに販売する以外にも、自社製品としてアウトドアスプレー、消臭スプレーや石鹸などを開発、販売しています。
前回、アウトドアスプレーを開発した際のプロジェクトで最後にこう書きました。
「エタノールにはまだまだ私たちが気が付いていない用途、可能性があると感じています。アウトドアスプレーだけでなく、まだまだ他にもエタノールを使ったプロダクトができないか。。。夢は膨らんでいます。
果物や野菜など、お米以外のものもエタノールの原料になるかもしれません。
是非これからも、みなさまからご意見などもいただきながら、
お米やエタノールからうまれる新しいプロダクトを生み出して行きたいと思っています。」
これを書いた時点で、すでに温めていた企画があるのです。それが今回のプロジェクト。
桃です!!

私の研究テーマは、「地産地消型エタノール製造」、「未利用資源の活用」です。「未利用資源」と呼ばれるものが大好き!そんな私のもとには、色々なものが持ち込まれます。傷がついて有効活用できないリンゴ、メロン、かぼちゃなどの果物や野菜、お菓子の製造工場から出るハネ品、「クズ」と呼ばれる大豆やお米。。。 発酵してみたり、エタノールに漬け込んでエキスにできないか、など、日々、実験をしています。
2年前の春、福島で桃の生産に関わっている方との出会いがありました。色々お話を伺っていると、桃も生食用として出荷できないものがあることがわかりました。傷がついてしまったり、熟れすぎてしまったものは、安価で加工用として引き取られたり、廃棄されることもある。「桃」の甘い響きにも惹かれ(何と言っても美味しいですし。。。)何か面白いことができるといいですね、とお話をしました。
そうしたら、早速、その夏、
福島県桑折(こおり)町より私たちのラボに桃が届きました!!

桑折町は「献上桃の郷」で知られる全国有数の桃の産地。平成6年より20年間以上、天皇家に桃を献上しているそうです。
春には阿武隈川沿いの桃の木が一斉に花を咲かせる桃源郷のような景色が広がります。私も食べさせていただきましたが、ジューシーで美しい桃はとても美味しいですよ。
この地で長年、桃や柿の生産をしていらっしゃる感謝農園の平井さんにご協力いただきました。


(私がお邪魔したのは夏)
■ 桃を使って試行錯誤
この桃を使って何か面白い製品ができないか? そんなことを考えながら色々実験をしてみました。
実験は2年前の夏と去年の夏。桃のシーズンは限られているので、短期間でしか検証をすることができません。
摘果の際に出てくる桃を使ってみたり。。。

発酵させてエタノールを作ってみました。


(皮をむいて)

(お米とまぜて発酵)
ほんのり桃の香りがするエタノールができましたが、製造量に限界があり、本格的な商品化には課題が残ります。
そんな時、目に付いたのが、、、

桃の種!!!
聞くと、桃の種は現場でも廃棄されているとのこと。
これは私たちの大好きな「未利用資源」!
私は、10年以上前から、長野のあんず農家さんとご縁があり、あんず狩りをしています。あんずは、生でいただいたり、熟れたあんずを使ってジャムを作ったり、また、農家さんに教えていただいて、種を焼酎につけてあんずの種酒を作ったりしていました。それを思い出し、、、

私たちのエタノールに漬けてみては???
調べてみると、「杏仁」として知られているあんずの種同様に、桃の種の外の空を割って中の種子を乾燥したものは、「桃仁」(とうにん)と呼ばれ生薬として使われてきたことがわかりました。血流促進などの効果があり、漢方薬の原料となっているそうです。
と思ったところまでは良かったのですが、、、
この種の処理が思った以上に大変!!

(ケバケバの果肉を丁寧にこそいでいきます。)

(全て手作業)

(暑い夏の日だったので、ラボ内も暑く。。。気晴らし?に外にでてみたり)

(陽も暮れていきます)


(これを乾燥させました)
■ お米のエタノールと桃の種の出会い「桃の種エキス」
そして、私たちのエタノールに漬けてみました。
私達のお米でつくったエタノールは、ほのかに優しいお米の香りがするマイルドなエタノールです。
エタノールは、蒸発しやすい、揮発性、水にも油にも混ざるという特徴があります。また、有効成分を抽出するためにも使用され(梅酒を作る時にホワイトリカーに浸けるのと同じですね)、化粧品原料として非常によく使われるものです。
エタノールの製造工程は是非こちらをご覧下さい。
(丁寧に手作業で破砕したお米を)

(手作業で丁寧に発酵、蒸留して)
(ガラスの装置で室温、水温などをみながら細かい調整をしてようやく抽出されます。)

(奥州ラボスタッフと)
ファーメンステーションのお米のエタノールは、品質管理に力をいれています。
もともと実証実験からスタートしているので、データ管理には自信があります。
天気、水の出具合、温度、日当り、湿度。
お米作りと同じような気持ちで手間ひまをかけて丁寧に製造しています。
無農薬、減農薬のお米から作る弊社の米エタノールは、高品質として認められ大手化粧品メーカーの化粧品原料にも採用していただいております。
このエタノールに漬けて待つこと数ヶ月。
とても良い香りのするエキスになりました!!
桃やアーモンドのような香り。

せっかくなので、外部の研究機関に分析を依頼してみました。
その結果、
バラ(桃はバラ科です)、チェリー、ジャスミンなどに含まれる香り高い成分や、不飽和脂肪酸エステルといった化粧品原料にも使用されることがある成分が検出されました。
これは化粧品の原料になるのではないか??と考えました。
■ さて、何を作ろう?
私たちは、アルコール製造販売業者ですが、化粧品を作ることはできません。そこで、心強いパートナー、前回のアウトドアスプレーでもお願いした、オーガニックコスメの製造に定評のあるアルデバランの暮部さんにご連絡。

暮部さんと打ち合わせを繰り返し、さらに大阪から岩手までお越しいただき、実際の製造現場を見ていただきながら決めたのは、
■ ボディミルク!!
この贅沢なエキスを活用して、桃の香りのするボディミルクを作ることにしました。その他の材料も思いっきり贅沢に。まるでお菓子をつくるように丁寧に。
コンセプトは、
・お米と桃
お米のエタノールに漬け込んだ桃の種エキス以外にも、お米と桃をメインにしたプロダクトにしよう、ということで、桃果汁、米ぬか油、そして、私たちのお米を発酵して作る「米もろみ粕」も入れました。
・安心して使えるもの
天然由来の原料のみを使用。お子さんから大人まで、女性、男性を問わず、皆さんに安心して使っていただけるように、合成香料、石油由来の原料、防腐剤などは一切使用していません。
・香り成分は桃だけで。人工香料を使わないもの
ボディミルクは、お風呂上がりや寝る前などに全身に使っていただくものです。使うたびに、ほのかに桃の香りでリラックスしていただけたら、と思い人工香料に頼らず、桃果汁と桃の種エキスだけで香りを出しています。桃の天然香料は非常に難しいそうで、桃の香りがする製品はほとんどが人工香料を使っているのだそうです。

試作を繰り返した結果、さらりとして、ほのかな桃の香りのする、
優しいボディローションが完成しました。

(とろりとしているけれど、べたつかないさらりとした感触です)
■ 原料 お米と桃
桃の種エキスの他に、桃の果汁をたっぷり使用。
岩手県奥州で私たちの仲間が栽培した無農薬のお米を発酵してできる「米もろみ粕」も使っています。これは、普段、私たちの製品「洗顔石けん奥州サボン」にも使っているものですが、米ぬか、酵母、麹たっぷり、外部の研究機関の調査で「抗酸化作用、抗老化作用、ヒアルロン酸保持効果」が認められています。

■ それ以外の原料は
保湿効果を持たせるためのグリセリン、
ボディミルクに欠かせない油は、米ぬか油、オリーブ油、ホホバ油、さらにザクロ種油、椿油、茶実油など、贅沢な原料を配合しています。
石油由来の防腐剤は使用せず、ワサビ根発酵エキス、ダイコン根発酵エキスなど天然由来の防腐効果のあるものを使用しました。
(開封後はできるだけ早くご使用ください)
(試作ですので、最終的に若干の変更がある可能性もあります)
これらを使って、まるで食べ物をつくるように丁寧に作っていただきました。
■ 使ってみました!
こうして完成したボディミルク。
ほんのりと香る桃が心地よく、うっとり!
「ボディミルク ピーチカーネル」と名付けました。
ピーチカーネルは、桃の種、という意味です。

のびが良い乳液タイプ、さらりとしてべたつきません。
お風呂上がりの体に、キッチンにおいてお皿洗いの後の手に、
オフィスのデスクで乾燥がきになる時などにもお使いいただけます。
男性のアフターシェーブローションとしても良さそうです。
香りはとても柔らかなので、女性だけではなくて、
お子さんにも、男性にもお使いいただけます。
■ お届け時期について
プロジェクトの目標金額が達成次第、製造に入り、今年の春、4月末か5月ごろにはお届けできる見込みです。
(※製品は放射性物質検査済みのものをお届けします)
■ 最後に
お米のエタノールに、桃という新たな原料が出会って生まれて今回のプロジェクトがスタートしました。お米からエタノールをつくる実証実験を始めてから7年目、新しい展開に今、私たちはとてもワクワクしています。
使われないもの、捨てられていたもの、有効活用されていないものに新たな役割が生まれ、素敵なものに変わっていく。私たちが目指す社会がここにあります。
皆様の毎日に、お役に立てそうなボディミルクです。
今回、皆様にご協力いただいて作るこの商品が、
少しでも多くの方のお手元に届きますように。
ずっと長い間、皆様に愛される商品になりますように。
是非、奥州にも遊びに来て下さいね!!
■特定商取引法に基づく表記
- 事業者
- 株式会社ファーメンステーション
- 運営責任者
- 代表取締役 酒井里奈
- 住所
- 岩手県奥州市前沢区本杉141−1
- 連絡先
- info@fermenstation.jp
0197-47-5917 - ホームページ
- http://www.fermenstation.jp
- 特典(商品・サービス)の価格
- 送料・税を含みます。詳細は特典ごとの記載の通り。
- 申し込み期限
- プロジェクトページ上部に目標金額と併記記載の通り。
- 支払方法・支払時期
- ①クレジットカード決済(Visa/Master)・楽天ID決済・コンビニ/銀行ATMでの支払い(Paidy決済)
・当プロジェクトにて提供する特典(商品・サービス)にお申し込みいただいた時点で与信が行われますが、プロジェクトの募集期限までに目標金額に満 たない場合にはプロジェクトは不成立となり、お客様へのご請求は発生致しません。募集期限までに目標金額に達し、取引成立となった場合にのみ、募集期限の 到来をもって決済が行われます。
・クレジットカード決済及び楽天ID決済の場合、各クレジットカード会社等の定める日に引き落としが行われます。
・コンビニ/銀行ATMでの支払い(Paidy決済)の場合、プロジェクトの募集期限到来月の翌月10日までに、コンビニまたは銀行でお支払いください。
・デビットカードやプリペイド式クレジットカードのご利用はお勧めしておりません。デビットカードを利用された場合は、特典(商品・サービス)にお 申し込みいただいた時点で引き落としが行われますので、ご注意ください。プロジェクトが不成立となった場合には後日、提携金融機関を通じて返金が行われま す。また、プリペイド式クレジットカードについては、与信と支払の実行について、通常のクレジットカードとは異なるタイミングで行われることがありますの で、各カード会社のガイドラインにてご確認ください。
②PayPal決済
募集期限よりも前に当プロジェクトの目標金額が達成された場合(すなわち、当プロジェクトが成立することが明らかとなった場合)は、その時点以降 お申し込みいただく方に限り、上記①のお支払方法に加えて②PayPal決済によるお支払いを選択することができます。②Paypal決済をご利用いただ いた場合は、お申込みの時点で決済が行われます。引落日は、Paypalを運営するPayPal Pte. Ltd.の定めるところによります。 - 引渡時期
- 募集期限までに目標金額が集まった場合に当プロジェクトは成立し、プロジェクトオーナーは集まった資金を元手に特典(商品・サービス)を支援者に提供する義務を負います。特典(商品・サービス)の引渡時期は、特典(商品・サービス)欄の記載の通りです。
- 返品・キャンセルについて
- お申込みをキャンセルする場合には、申込期限の2営業日前の日の午後6時までに、その旨をきびだんご事務局( info@kibi-dango.jp )までメールでご連絡ください。ただし、キャンセルのお申し出があった時点において、当該商品またはサービスにつき目標数量以上のお申込みの意思表示がされており、かつ、当該キャンセルを認めると目標数量を下回ることとなる場合はキャンセルすることはできません。(詳細はユーザー規約をご覧ください。)