次の100年へ木樽で仕込んだ醤油を残したい!醤油発祥の地”湯浅”で醸す新樽醤油

次の100年へ木樽で仕込んだ醤油を残したい!醤油発祥の地”湯浅”で醸す新樽醤油

ついに!”あの”新醤油蔵が完成いたしました!【湯浅醤油有限会社】

湯浅醤油 丸新本家の新古です。 皆様に応援いただきプロジェクト達成いたしました。 引き続き活動内容を報告させていただきます。 誠にありがとうございました。 従業員一同、御礼申し上げます。 さて、和歌山県湯浅町は、醤油の発祥の地です。 1254年に法燈国師(心地覚心)によって 金山寺味噌の製法が和歌山県にもたらされ そのたまりが、醤油の始まりという 湯浅町は、それをいち早く商業化し、大阪や江戸に船で運んだと伝う。(湯浅醤油) 今回の木樽プロジェクトは、763年経った現在、日本で木樽で醤油を造っている会社がどれだけ残っているか? それと、これから100年木樽作りを続けられるかという課題から、次の100年につなぐためにも 新たに木樽プロジェクトを立ち上げました。 前回の続きですが、上棟から
醤油業界の次なる100年にむけた新樽蔵(工事中)
次の日には、屋根板が張られ、雨対策が行われていきました。2月25日
醤油業界の次なる100年にむけた新樽蔵(屋根)
2月26日 着々と張られていきました。
醤油業界の次なる100年にむけた新樽蔵(屋根・防水シート)
防水シートを貼り、その上に断熱材を入れ、もう一度板を張る2重構造で空気室を作り、 暑さ対策に備える設計と
醤油業界の次なる100年にむけた新樽蔵(屋根完成)
東南海地震に備え、今回は、瓦葺きではなく、ガルバリウムという耐年性に優れた トタン屋根を採用 27日には、屋根工事がほぼ終わりました。
醤油業界の次なる100年にむけた新樽蔵(骨組み)
防水ペーパーを貼り、次に外壁の板貼りです。
醤油業界の次なる100年にむけた新樽蔵(外壁の板貼り)
内装の横梁に板張りが始まりました。 横に板張りが始まりました。 今回の天井板は、地上で柿渋を塗っています。
醤油業界の次なる100年にむけた新樽蔵(柿渋塗り)
柿渋とは、古来の防カビ材で、天然の渋により抗菌作用があり、又色も渋くて綺麗です。 これは、私たち社員が、何日もかけて塗り込んでいます。 柿渋とは、古来の防カビ材で、天然の渋により抗菌作用があり、又色も渋くて綺麗です。 私たち社員が、何日もかけて塗り込んでいます。
柿渋
渋柿を発酵させて、作られた物です。 壁の板も渋い色に仕上がっていますが、これも又柿渋を塗っています。 もちろん私も含め社員さんと塗りました。  約100本分の柿渋を塗り込みました。 外部の壁を一周し、ほぼ終わりの状態です。 3月10日頃
醤油業界の次なる100年にむけた新樽蔵(工場見学・大きな窓)
外部から見学出来るように大きな窓も付けることにしました。
醤油業界の次なる100年にむけた新樽蔵完成
これが、完成した新蔵です。右に見学可能なガラス窓も装備しました。
現在の九曜蔵の奧に新樽蔵が完成
現在の九曜蔵の奧に 新蔵がみえています。 これで、木樽を納める所が完成しました。 ここから、新しい樽のレポートになります。 番外編です。 この釘、分かりますが? ステンレスの釘なんですが。。。
醤油業界の次なる100年にむけた新樽蔵(ステンレス釘)
ステンレス釘は、銀色でいつまでたっても錆びないので通常は銀色です。 この釘は、板の色に合わせるために或る工夫が施されています。
ステンレス釘の焼釘
お分かりの方も居られるかと思いますが、たき火で炒って焼釘にして焼き鉄色に変色しています。 日本の建築は、細かい所まで考えていますね。 今後も随時活動報告をアップさせていただきます。 引き続き湯浅醤油有限会社を宜しくお願い致します。 ------------------------------------------------------------------------------------------ 湯浅醤油(有) http://www.yuasasyouyu.co.jp 丸新本家   http://www.marushinhonke.com Facebook https://www.facebook.com/yuasa.soysauce.marushinhonke?ref=hl
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