電子工作好きのためのラズパイPico W拡張基板+マルチエアーセンサ―ボード
空気環境を測定してみた話
こんばんは、fireflakeのはちまるです。ついに秋が来ましたね。秋LOVEなので嬉しいです。思わず全部大文字で書いちゃうくらいLOVEです。落ち葉に埋もれに山にいきたい・・・。ところで今日は、クラウドファンディングで色んなセンサーを扱うなら自分でも測定してみないとね、という事で、秘密のはちまるルームの空気環境を測定してみました。
使ったセンサ―
・BME280(温度、相対湿度、気圧)
・MH-Z19C(CO2)
測定期間
10/15 19:30~21:45
やった事
・上の2つのセンサーで測定したデータをGoogleスプレッドシートにアップロード。
・アップロードしたデータを眺めてみる。ついでにグラフ化もしてみる。
結果のまとめ
・換気をやめるとCO2濃度が上がり、気温も上がり、相対湿度は下がる。
・換気をやめるとCO2濃度が下がり、気温も下がり、相対湿度は上がる。
・換気をやめてからはCO2濃度は上がり続ける。
・換気を再開すると、3分程度でCO2濃度が急減する。
まず、全体的な結果をグラフで見るとこういったものでした。青が温度、赤が相対湿度、黄色がCO2濃度を表しています。左の0~80までの目盛りが温度と相対湿度、右の0~1500までの目盛りがCO2濃度の目盛りです。(気圧も測定しましたが、今回は表示しません。)

グラフ(全体像)
それぞれの時間帯で何をしていたかと言うと、まず測定開始時点では、窓は空いていて、はちまるは部屋にいませんでした。気温は22度程度、相対湿度は58%程度、CO2は500ppm程度と安定しています。ちなみにCO2は自然界だと400ppm程度と言われているので、それよりちょっと高いですね。

グラフ(測定開始時点~はちまる部屋インが灰色枠)
この辺りではちまるが部屋にイン。少しCO2濃度が上がりますが、窓を開けているので大した変化はありません。気温と相対湿度もほぼ変化がないですね。

グラフ(はちまる部屋イン~換気停止が灰色枠)
そして19:50過ぎにおもむろに窓を閉めて室内の換気扇を止めました。すると一気にCO2濃度が上がっていきます。20分後の20:10にはおおむね1000ppmに。窓を閉めた事で、はちまるの体温が外に逃げていかないため気温も少し上がって24度程度に。そして気温上昇に伴って相対湿度は53%程度に下がっています。

グラフ(換気停止~CO2濃度1000ppm程度が灰色枠)
その後、CO2は上がり続け、21:13にピークを迎えて1360ppmに。その時点で気温は24度、相対湿度は53%と、こちらに大きな変化はありません。

グラフ(CO2濃度1000ppm程度~換気再開が灰色枠)
そして21:28に窓を開けると、空気が入れ替わり、CO2濃度が一気に下がります。21:28時点で1280ppmだったCO2濃度は、3分後の21:31には651ppmへと急激に落ち、そこから緩やかに下がって21:45には589ppmになっていました。また、窓を開けた事で、気温は21:45時点では21度程度まで下がり、相対湿度は62%程度まで上がりました。

グラフ(換気再開~測定終了が灰色枠)
今回はこんな結果になりました。気温と湿度については、今日の外気温が室内気温より低かったのでこのような結果になりましたが、外気温より室内気温が低いなどだったらまた違ったと思います。それにしても窓を開けてからのCO2低下速度が早くて驚きました。「冬の暖房をかけ続けている部屋でも、たまに3分くらい換気すれば良い」と聞いた事がありますが、こういう事からかもですね。
ちなみにCO2濃度が高いと集中力が落ちるという話があるので、換気はこまめにした方が良いかもしれません。Pico W拡張基板を使えば、CO2濃度が閾値を越えたらLEDを点滅させて警告する事なんかも出来るので、良かったら試してみてください。
それと、思わずX/Twitterを始めてみたので良かったらフォローお願いします。