コバタケファームの挑戦第2弾!台風に負けない合鴨の家をつくるプロジェクト!
■ごあいさつ
こんにちは、コバタケファームです。

昨年12月には
「幻のお米『京都旭1号』を復活させるプロジェクト」
に多数のご支援をいただきありがとうございました。
おかげさまで今年は3割多い85アール(8500㎡)の田んぼで京都旭1号を作付けすることが出来ました。
また皆様からのご支援で新しい設備を導入することも出来ました。
この場を借りまして御礼申し上げます。
さて今回は
「台風に負けない合鴨の家をつくるプロジェクト」
長文になりますがしばらくのお付き合いをよろしくお願いいたします。
■プロジェクトの概要
コバタケファームでは合鴨農法で米作りをしています。
田植えをして2ヶ月間田んぼの中に合鴨を放ち、稲穂が出始める頃に田んぼから引き上げます。
引き上げた合鴨は別の場所で大きくなるまで育てるのですが、その合鴨を育てるためのお家を作る資金を支援をしていただきたくこのプロジェクトを立ち上げました。
支援をしてくださった皆様には合鴨さんの作ってくれた無農薬のお米とおいしい合鴨の肉をお届けいたします。

こばたけの合鴨を使ったお料理の一例

■合鴨農法ってどんなの?
合鴨農法は福岡県の米農家である古野隆雄さんが確立したお米の栽培方法です。
田植えが終わったばかりの田んぼに合鴨を入れ彼らが本来持っている習性を生かすことで農薬や化学肥料使わずにお米を作ります。
合鴨を入れるメリット
・ 雑草の種や芽を食べてくれる(イネの茎は硬いので食べません)
・ 水かきで水を濁らせて雑草の発芽を抑制してくれる
・ イネに付いた害虫や害虫の卵を食べてくれる
・ 揺らしたりつついたりすることでイネに刺激を与え丈夫にしてくれる
・ 糞が肥料になる
・ 土をかき回すことでメタン菌の活動を抑制し温暖化の一因であるメタンガスの発生を抑えてくれる
・ 農薬を使わないので土の微生物や活発になり生態系が豊かになる
・ お米を作るほうも通りがかりの人も、見ていて楽しい♪
合鴨を入れるデメリット
・ 合鴨を囲い込むために使うネットや電気柵などの初期投資が結構かかる
・ 毎年ネットと電気柵などを設置・撤収する作業が重労働である
・ 大きくなるにつれて「ぴよぴよ」が「があがあ」となるので近隣住民への配慮が必要になる
・ 田んぼから引き上げた後の合鴨をどうするかを事前に決める必要がある

このように完膚無きまでに雑草を防いでくれる!!
■合鴨農法での米作りスケジュール(京都旭1号の場合)
4月上旬 種をまいて苗作り

5月下旬 田んぼを耕して田植えの準備

6月上旬 合鴨ひなの水慣れトレーニング開始

6月中旬 田植え~合鴨ネットと電柵の設置~合鴨放飼
(1週間以内に行います)

8月下旬 合鴨引き上げ

10月下旬 稲刈り

12月 合鴨解体 (おいしい合鴨肉となり全国に送られます)
■合鴨農家の責任
「お米を作るために頑張ってくれた合鴨を食べるの!?」
と驚かれることは少なくありません。
実は、大きく育った合鴨は次の年にもまた田んぼに入れることが出来ないのです。
田植え直後の小さなイネと合鴨の小さなヒナが同時に育つことが合鴨農法の成功の条件なので、いきなり大人の合鴨を入れると植えたばかりのイネを踏み潰してしまいます。
ですので毎年ヒナを放し、大きく育てていただきます。
人間の都合で合鴨たちの意思と関係なく田んぼに放し、用が無くなれば食べてしまう。
それは残酷なことだと思われるかもしれません。
私たちの手に入れられる肉は誰かが育てて誰かが解体してお店に並んでいます。
ほとんどの肉は緻密なコスト計算をされた上で、無駄なく合理的に生産されています。
コバタケファームの合鴨たちは2ヶ月間、田んぼと言う囲いの中でですが自由に暮らしています。
引き上げたあとは4ヶ月間広い土地に移動して、沢山運動が出来る中で育てています。
のびのびと育てて、ありがたくおいしくいただく
合鴨農家の中には「かわいそうだから」と田んぼから出した合鴨を野に放つ方がいますが生態系を壊してしまいますし、在来のマガモ等との交配も問題になっています。
かといって年を越して合鴨を飼い続けると渡り鳥による鳥インフルエンザの感染源になる可能性があり、農林水産省から年内に処分するように求められているのが現実です。
合鴨農法を選択した以上は1羽たりとも逃がさずに最期まで面倒を見る、それが合鴨農家としての責任なのです。
■2013年の台風18号が教えてくれたこと
出来るだけ自然に近い形で合鴨を育てたい
コバタケファームでは引き上げた合鴨を別の水を張った田んぼで育てていました。
合鴨は水禽なので常に水で泳げる環境が最適だと考えていたのです。

ところが・・・
2013年9月
全国を襲った台風18号は、私達の住む園部にも積算雨量300ミリを超える大雨をもたらしました。

町のいたるところで川は氾濫し家屋は浸水、
山に降り続いた雨水は谷間谷間へと流れ込み濁流となって
私が合鴨を放した田んぼを飲み込みました。

私は消防団員として出動していたので自由な行動が取れなかったのですが
台風が遠ざかった昼前に特別警報が解除され
ようやく合鴨の様子を見に行くことが出来ました。
そこで
溺れて死んでしまった沢山の合鴨達を目にすることになったのです。
自然の中なら合鴨は好きな場所に非難し台風が去るのを待っていたでしょうが田んぼの囲いの中では逃げるところがなく、3分の1の合鴨を失ってしまいました。
新聞には60年に1度の大雨だと書かれていましたが、近年の気象の変動を見るとこのような災害がひょっとして今年も起こってもおかしくありません。
私は死んでしまった合鴨たちを山に埋めながら同じ失敗を繰り返さないように
「絶対台風に負けない強い合鴨の家を作ろう」
そう心に決めました。
■台風に負けない合鴨の家
合鴨は成長するにつれて「があ、があ」と鳴き声が大きくなります。
古野さんの著書の中では「民家から離れた竹林で飼うのが良い」と書かれていますがコバタケファームの所有する竹林には飼えそうな場所はありませんでした。
そこで私が考えたのが山の中、広葉樹に囲まれた山林です。

合鴨の家 建設予定地
強い風雨が直撃することが無く、水はけがよく、すぐ横に流れる沢から合鴨の飲み水も取れます。
適度な日陰があり雑草が生えにくいので永年設置してもメンテナンスが楽チン。
そこに合鴨の住める場所を作ってしまおうという考えです。

今回、クラウドファンディングの目標額を30万円に設定いたしました。
伐採にかかる機材のレンタル、建材、屋根材、外周を囲む資材・電気柵 etc.
出来るだけ廃材を使うことを前提に計算して30万円としましたが、それより多く集まればより丈夫で耐久性の高い材料が使えます。
屋根で覆う面積も増やせ、さらに外敵に強い環境が作れます。
ソーラーパネルを付けて電柵や照明の電源に使ったり
運動場に池を作り、山から引いた水を溜めるようにできれば・・・・
など、考えればいくらでも夢は広がります。
皆さま、この夢を実現する手助けをどうかよろしくお願いします。
■ 「あい鴨」 と 『合鴨』
日本で一般に流通している「合鴨」と呼ばれているものの8割は「北京種」をもとにイギリスで改良された「チェリバレー種」というアヒルです。
チェリバレー種は大型で成長が早く2ヶ月で出荷できるので比較的安価で取引されています。
ただ、本来の『合鴨』の定義はマガモとアヒルを掛け合わせたものですから厳密に言うとチェリバレーは『合鴨』ではなく「あい鴨」と表記すべきであるとも言われています。

合鴨 と チェリバレー種
コバタケファームの合鴨は『マガモとアヒルを掛け合わせた合鴨』に『マガモ』を掛け合わせているので マガモ:アヒル=3:1 とマガモの比率が濃い血統です。
大きさは小さめですが野性に近く味わい深いのが特徴です。
ただ、出荷まで5~6ヶ月と成長が遅く手間がかかるのでほとんど流通していません。
コバタケファームでは田んぼで2ヶ月、引き上げた後4ヶ月じっくり時間をかけ自家製飼料と青草、天然水だけで育てています。
「あい鴨」と『合鴨』の違いを、この機会に是非お試しください!
■特典について
今回、ご支援いただいた方には合鴨農法で作った無農薬米、のびのびと元気に育った合鴨肉や合鴨鍋セットの特典を用意いたしました。
いずれも通常よりお得な金額設定になっております。
お米は完全無農薬で育てた2品種をご用意いたしました。

適度な粘りとツヤ、しっかりした食感がある
『あきたこまち』
大粒で独特の香りと甘みがある幻のお米
『京都旭1号』
各種5キロ1回とさらにお得な5キロ×3回をお選びいただけます。
ご希望の方には精米サービスも行っております。
合鴨肉は3つのタイプから選べます。
いろんな料理が出来るよう切り分けて
『真空パックにしたタイプ』

本格的に料理をされる方やプロ向けの
『エトフェ合鴨 ホール(丸どり)』

届いてすぐに鴨鍋が出来る
『鴨鍋セット』

そして今回10セット限定で
鴨鍋セットに無農薬野菜とお米、平飼い有精卵が付いた
『鴨ネギ鍋&雑炊セット』

をご用意いたしました。
ただ、大変申し訳ないのですが合鴨米・合鴨共に数に限りがありますため、
残りわずかとなりましたら、限定数を設定させていただくことがございます。
■さいごに
6年前、たった12羽から始めたコバタケファームの合鴨農法。
毎年数を増やし今年は300羽以上の合鴨を放飼するまでに成長いたしました。
無農薬でここまでやってこれたのは合鴨のお陰です。
「どうせ食べるんだから小さく囲って早く太らせりゃいい」
ではなく
「食べるからこそ時間がかかってものびのびと快適な場所で大きく育てたい」
これが、自給生活を目指すわたしたちの出した結論です。
ご支援のほどをよろしくお願いいたします。

■特定商取引法に基づく表示
事業者:コバタケファーム運営責任者:小畠 完
電話番号:090-5903-7546
所在地:〒622-0054京都府南丹市園部町大西西代1
メールアドレス:fuse1no1☆hotmail.co.jp
ブログ:http://kobatakefarm.blog27.fc2.com/
支払時期:当プロジェクトにて提供する特典(商品・サービス)にお申し込みいただいた時点で与信が行われますが、プロジェクトの募集期限までに目標金額に満たない場合にはプロジェクトは不成立となり、お客様へのご請求は発生致しません。決済は募集期限までに目標金額に達し、取引成立となる場合にのみ実行され ます。
引渡時期:募集期限までに目標金額が集まった場合に当プロジェクトは成立し、プロジェクトオーナーは集まった資金を元手に特典(商品・サービス)を支援者に提供する義務を負います。特典(商品・サービス)の引渡時期は、特典(商品・サービス)欄の記載に準じます。
商品の代金以外の代金:特にありません。
支払方法:VISA, MASTERの提供するオンライン決済サービスを利用した決済。
返品・キャンセルについて:目標金額に達成したプロジェクトに関する特典(商品・サービス)の返品・キャンセルは一切受け付けておりません。