"左手のピアニスト" の挑戦を成功させたい!4つの協奏曲に挑む傘寿記念コンサート
"左手のピアニスト" の挑戦を成功させたい!4つの協奏曲に挑む傘寿記念コンサート
「著作権」に対する使用料、そして強い個性に立ち向かう、80歳のもうひとつの大きな挑戦。

著作権とレンタル譜
「著作権」に対する使用料とは、作品を書いた人への対価をお支払いすることです。
音楽の場合、作曲家が亡くなってから50年以内の作品を取り上げる際に、その使用料の支払いが必要です。
舘野さんのために多くの作曲家から左手のための作品が捧げられています。その作品を演奏するときはもちろん演奏する毎に、著作権使用料の経費がかかることになります。これを音楽著作権といいます。
さらに、今回はオーケストラと演奏するための楽譜を所有していないため、演奏するためには、楽譜をかりなければなりません。楽譜のおよそは出版社で管理されていますが、その料金設定は様々で、公演回数や期間によっても異なります。今回は、南相馬公演と東京公演の2回分に音楽著作権も楽譜レンタル料もかかることになります。
今回ご支援をおねがいする金額80万円は、4曲の協奏曲を演奏するためにかかる、音楽著作権と楽譜のレンタル料の金額に相当します。
『一晩に4つのピアノ協奏曲を弾くことは、それほど大変なことだとは思っていないが、左手の協奏曲を4つ選び、それを準備勉強していく作業には筆舌に尽くしがたい難しさがある。両手のための協奏曲ならいろいろな組み合わせで曲を選ぶことが可能で、古典からロマン派、近代現代と、それこそ様々な花束を作ることが出来るだろう。左手の協奏曲はラヴェルの素晴らしいものが恐らく歴史上最初の作品。つまり作品が近代現代に集中し、その中に激しい個性が犇めいているのだ。』
と舘野さんはいいます。これは指揮者にとってもオーケストラにとっても同じこと。ともにその世界を創り上げる同志。
お互いを信頼し、尊重し、時には挑発し、寄り添う・・・作品には感情のすべてがうごめいています。
近現代作品をプログラムに取り上げ、その強い個性に立ち向かうことも、80歳のもうひとつの大きな挑戦といえます。
ひとりではなく、舘野さんを尊敬し80歳の舘野泉さんとともに演奏できるそのときを喜びとして真剣に音楽に向かい合う指揮者とオーケストラとともに。
『ひとりじゃないから楽しいよ。舘野泉』
このプロジェクトも終了まであと3日となりました。これまでご支援くださった皆様には心からの感謝を申し上げます。そして、最後まであきらめないで、更なる皆様のご支援をお待ちしております。どうぞ、宜しくお願いいたします。