植物で染めた色で、想いを伝えるタオルを作りたい！

タオルの毛羽落ちが気になる、というお話をよく聞きます。そもそも、毛羽ってどんなものでしょう？

簡単に言ってしまうと、繊維長の短い部分が抜け落ちるのが毛羽落ちです。ですので、繊維長の短い綿を使ったタオルは毛羽落ちしやすいと言えるでしょう。

では、繊維長の長いタオルであれば毛羽落ちしないのか？というと、必ずしもそうとは言えません。綿も自然のものなので、全て同じ長さではないからです。長いものもあれば、短いものもあります。繊維長の長い綿を使ったタオルでも、中には短いものが混じりますので、その部分が抜けやすくなります。

iro で使う綿は、繊維長の長いものを選び、出来る限り長さを揃えていますので、毛羽落ちをかなり抑えることに成功しました。

但し、お洗濯時に柔軟剤を使うと、綿が滑りやすくなり毛羽落ちしやすくなりますのでご注意ください。iro は、柔軟剤を使わなくても、柔らかさが長続きします。他の衣類と一緒にお洗濯される際は、ネットに入れるなどしていただき、たっぷりの水量で洗ってあげてください。

お気に入りのタオルを、心地良い状態で長く愛用する。小さなことかもしれませんが、私自身、こんなところから丁寧な暮らしを心掛けたいと思っています。

タオルソムリエ　古川貴弘