浅草橋に製造許可をもつレンタルキッチン『基地キッチン』を作りたい！

先日の晴れの日、キッチンの造作工事を行いました。 今回の工事の一番の目的は、 保健所からの「飲食業許可」＆「菓子製造許可」を取得できるキッチンをつくること。 工事内容については事前に保健所に行き、必要な工事内容を図面を元に確認します。 基地キッチンの営業の為に必要な主な工事項目は以下３点 1、キッチンとその他の空間を区画すること 2、食品や食器を洗う二層シンクを設置すること 3、手洗いシンクを設置すること そして今回は、キッチン部分を区画する工事を行います！ 区画といっても方法は色々。 基地キッチンでは、料理教室やポップアップカフェ、新メニュー試作会などの幅広い利用方法ができるように、天井までの高い壁で区画してしまわずに、ダイニング側とつながるようにオープンなハイカウンター形式で区画する方法を採用。

まずは、軽量鉄骨で骨組みを組み、合板を貼って行きます。

内側はこんな感じ。 カウンターの上面には無垢の板を固定していきます。 右側に立っている黒い人は、今回の造作を担当してくれた大工さんであり鉄工職人のイトウさんです。 頼もしい！

次に側面の合板に、15cm幅に切った白木の板を貼っていきます。 合板のままでもカウンターとしては問題無いのですが、 こうして少し手間をかけることで、なんとなく素敵な雰囲気に。

シンクの横に設置する作業台をつくっていきます！

天板となる杉板にヤスリをかけていきます！ 天気が良くてなにより！ 今回は2cmほどの厚みのある無垢の杉板をつかいます。

次に土台となる脚をつくっていきます。 キッチンの幅に合わせた寸法どおりに木材を切っていきます。

パンを捏ねたりできるように頑丈に組み立てていきます！

手前にタオル掛けを取り付けました！

もう一つの作業台はもともとあったこの机。 実は、この机、ここに来る前に何十年も図工机として使われていた年季の入った代物。 よく見ると天板がボコボコしていました。 今回はこの天板を取り替えることに。

まずは、ボコボコの金属の天板を丁寧に剥がします。 幸い接着剤ではなく側面の釘のみで固定されていたので、天板を傷つけることなく剥がせました。

その後、新しいステンレスの板を天板の大きさに合わせて切ってから、 ビスで側面を止めていきました。 多少の歪みは出てしまいますが、これで調理用の作業台として十分！ 天板面をサンダーで磨いて完成！（写真は磨く前）

最後の仕上げとして、カウンターと新しくつくった作業台をオイルで塗装して完成！！ これで水作業をして汚れてしまっても、簡単に綺麗に拭き取れるようになります。

完成後はこんな感じ！ 広くて使いやすいキッチンに！ ここから新しいおいしいがどんどんうまれていくといいですね！ 今後は、コンロとガスオーブンの設置と、シンクの取り付けを行なってキッチンの完成です！！ 完成は4月初旬を予定！ 乞うご期待ください！ （文：みやちよう）