支援者の皆さんと一緒に、日本の文化である美しい調べの「三味線」を世界へ広めたい!

支援者の皆さんと一緒に、日本の文化である美しい調べの「三味線」を世界へ広めたい!

小松屋サイトをつくってくださいました 田中新一さま

株式会社カタナ 田中新一さま インタビュー

真剣そのものの動画撮影
途中で一般のお客様がお越しになると撮影中断になることも
小松屋の三味線を美しく撮ってくださいました
●三味線小松屋の第一印象をお教えください。 三味線メーカーさまということを聞いていたので、古風な固いイメージを持っていましたが、 実際お会いすると親しみのあるアットホームでパワフルな方々でした。 ●三味線奏者でない田中さまから見て 小松屋の三味線や三味線皮リプルどのような商品ですか? 小松屋さまの三味線は職人堅気で手間暇をかけて製作されていることが、現場に行くとよくわかります。 例えば、三味線が三つに割れることを現場で知りました。三味線制作の映像にも使われていますが、この継ぎの部分に使われている金で作られたほぞがあります。 こちらを撮影するときに一点の曇りも許されないぐらい磨きあげ、一度撮影完了にしたにも関わらず、もう一度磨き上げて別日に撮り直したというぐらい時間をかけておられます。 またこの映像の冒頭にも出ていますが、実は三味線の元になる紅木という材料が大量に写っています。これはみる人がみたらかなりの貴重なものらしいのです! これを集めるだけでも大変だったことと想像がつきます。 三味線皮リプルに関しては私は演奏者ではありませんが、画期的な商品だと思っています。 というのも、撮影していると演奏されるみなさんが口を揃えて驚かれるのです。 「時間がたってもほとんど音が変わらない!」と。 しかも、ほぼ野外に近い外気に触れるような日本家屋で風の強い日でもほとんど音の変化が無いそうなんです。 通常の三味線はすぐに音が狂ってしまうらしいのです。 三味線皮リプルは色々なところに持ち出して、気軽に演奏できるというメリットがあります。 興味を持たれた方は一度、小松屋さまに来訪されることをお勧めいたします。 きっと気さくに応じていただけることと思います。 ●三味線人工皮リプル撮影や音録りを得てリプルの音の特徴や 洋楽器とは違ったところを教えてください。 三味線の専門家ではないので、たいしたことは言えませんが。。 リプルの音の特徴は弾いた時のアタック感やスピード感が強いということがいえます。 小松屋さまの経営理念に「三味線を創る喜びを奏者に届け、弾く喜びを聴き手に届け…(後略)」というのがありますが、 まさに弾いた瞬間に超音速で聴く人の耳へダイレクトに飛びこんでくるような音が鳴ります。 実はこの特徴のためサウンドミックスには苦労しました。 映像と合わせたときに、どうしてもすぐ近くで弾いているように聞こえてしまうのです。 このため映像との距離感と合わせるために、特徴を崩さない程度に音が少し遠くから聞こえているように処理をしています。 ベルベットルームスタジオの横尾さんにかなりご協力いただきましたが、 ギターなどの電気的な楽器と違って三味線は聴く位置によって音がかなり異なります。 これは糸をはじく弦楽器的な部分と胴をたたく打楽器的な部分があるためです。 このため録音用のマイクは位置を変えて4本使って録っていただきました。 マイクはNEUMANN ( ノイマン ) TLM67、ROYER ( ロイヤー ) R121を胴付近。NEUMANN ( ノイマン ) U87Aiを天井。EARTHWORKSの測定用マイクを部屋鳴りで使っています。 また三味線本体には釘や特殊な接着剤もほとんど使っておらず、分解するのが比較的容易で運びやすく、修理、リペアもしやすいという…。 本当によく考えられた楽器だと思います!
撮影のためのお三味線
お三味線をスタジオ・ティット清水さんのおしゃれなスタジオに持ち込みました。
スタジオ・ティット清水さんのところに展示されているカメラ
●サイト写真・動画撮影秘話教えてください。 だいぶ先に色々話してしましたが(苦笑)。 写真、動画撮影ともに、カメラマンのスタジオ・ティット清水さんに撮影いただきました。 写真撮影では、清水さんのスタジオで撮影しました。 小松屋さまのこだわりようは凄まじく、三味線を何十丁もお持ちいただき代わる代わる朝から夜遅くまで撮影させていただきました。 清水さんのオシャレなスタジオに三味線が積み上がっている姿は圧巻でした! 撮影時、実は三味線の台にギター用のスタンドを使う予定だったのですが、 それでは格好がつかないという私のワガママを聞いていただきまして(苦笑)、急遽木製の三味線用の台を作っていただきました。 また紅木特有の木の模様である「トチ」をとにかく写して欲しいというので、 清水さんが工夫してはっきり見えるように撮影すると、小松屋の小松さまと赤澤さまが「オー!」とか「わぁー!」とか感嘆の声を上げていらっしゃるのが印象的でした! 演奏の動画撮影では全体をコーディネートしていただいたルビーデザイン若生さまにお力添えいただき、 神奈川県相模原市が所有している相模川自然の村公園内の古民家園をお借りしました。 実は最初、この古民家園が茅葺き屋根で私のイメージと合っていない気がして、もう一つ別のところにある和洋折衷の古民家を候補にしていました。 ところが実際見に行ったところ、和洋折衷の方より、古民家園の茅葺き屋根の庫裡(じくり※)がインパクトが大きかったです。 ひとめ見て、大きな広間や長い縁側に三味線と演者さんが座って演奏しているイメージがすぐに沸きました! 小松屋さまからごく近くに古民家があったことはラッキーでした。 ※もともと寺の台所をいい、転じて、住職や家族の居間のこと。 撮影カメラはボケ味の強いアンダー気味の映像を撮りたかったので、デジタル一眼レフのCanon EOS 1Dx, 5D MarkII, 5D MarkIII, 80Dを使っています。 もともと古民家で撮るとなったときから「陰翳礼讃」というテーマがあり、古来からある照明なしの日本家屋の光と陰の中に映し出される世界観を表現したいと思っていました。 それが日本古来からある三味線の、あるいは小松屋さんの中にあると感じ、世界に発信するにふさわしい日本の美しさだと考えたからです。 撮影時は実は生音もサウンドレコーダー ZOOM H6とTV撮影で音声さんがよく持っているガンマイク ゼンハイザー MKH416で撮っていて、 良ければ使おうと思っていたのですが、実はこの古民家園のあるところが公園とキャンプ場が併設されており、 ちょうど子供達の楽しそうな遊び声が入っておりメインには使いませんでした。 鳥のさえずり、風で木が揺れる音のみ抜き出して環境音としてミックスしてあります。 演奏はすべて撮った映像と音に合わせてベルベットルームスタジオさんでアフターレコーディングしています。 一度演奏したものを映像を見ながら再現するわけですから、津軽三味線奏者の高崎将充さまも荻江節三味線奏者の荻江寿愼さまも大変だったことと思います。 しかし、息づかいさえ聞こえてくるような演奏は奇跡としかいいようがありません! また、実は最初に撮影したのは小松屋さまで撮影した製作現場の映像だったのですが、これが初日撮影ということもあり、 皆さんの気合が入りまくり、集中していたため気づいたら4〜5時間も延長しており、 終わって帰ってきたら0時に近かったということを覚えています。 本編は2分30秒程度しかないのに10時間以上録っていたわけですから自分達でもびっくりです! お付き合いいただいた小松屋さまにも恐縮でした。 あと裏話としては、まったく写っていませんが、津軽三味線の映像のときに実は小松屋さま特製「床几椅子 侍チェア TONO」に津軽三味線奏者の高崎将充さまが座っています。 こちらも実は私がワガママを言いまして(苦笑)、パイプ椅子だったはずが、「木の椅子にしてください!」と言ってご用意いただいたものになります。 こういう見えないところのこだわりに答えていただけるところが、小松屋さまの素晴らしいところです。 ●田中さまにとって三味線小松屋はどんな存在ですか? こんなことをいうのは恐れ多いですが、、 知らない世界を教えていただけて、好きなことを表現させていただける存在でしょうか。 もともと私自身、日本の文化が好きでこの文化の特徴をグラフィック、映像、音楽、WEBに載せて発信できたらなと思っていたので、 自分でいうのも何ですが偶然とはいえ小松屋さまのお仕事はとても私に合っており天職といえます! 三味線自体のことは本当に何も知りませんでしたが、おかげさまで少しずつですが勉強させていただき、日本の文化を垣間見ることが出来ました。 本当にありがとうございます!! また最後に小松屋さまとのご縁をいただきましたルビーデザイン若生さまに感謝いたします。
田中さまの産まれたばかりのお嬢さんの話をしたら満面の微笑み激写!赤澤はもしかしたら名カメラマン!?

田中さまと小松屋

小松屋は田中さまがいてこのような素敵なサイトが出来て感謝しております!! 小松屋のサイトについては、今でもリニューアルを繰り返し どんどん素敵になっていっております。 沢山諸々こうだったね~というサイトつくりに関してあるのですが もっと素敵になっていく予定ですので 乞うご期待!!というところです!!! 是非、小松屋のサイトを今後もチェックしてみてください!!!
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