子どもたちが10年後を生き抜くための“創造力”を育む場所『Curio School(キュリオスクール)』をつくりたい!

子どもたちが10年後を生き抜くための“創造力”を育む場所『Curio School(キュリオスクール)』をつくりたい!

学校と創造性教育

 反転授業をご存知でしょうか?

 今までの学校では、教室で授業を受けて(=インプット)、家で宿題を行う(=アウトプット)ことをしていました。しかしこれからは家で授業を受けて(=インプット)、教室で議論を行う(=アウトプット)ことが当たり前となります。この教室と家での関係が反転することから、このような学習方法を「反転授業」と呼ばれており、既に佐賀県武雄市では市内の小学校にiPadを配布し、反転授業を導入しています。なぜこの反転授業がこれから当たり前になっていくのでしょうか。その理由にはテクノロジーの進化とそれに伴い学校で求められる機能の変化が挙げられます。

 ここ最近、MOOCSMassive Open Online Courses:大規模公開オンライン講座)と呼ばれる様々な大学の授業がオンラインで無料公開されています。そしてこの動きは大学の授業だけではなく、アメリカのカーン・アカデミーのように、初等教育から大学教育までカバーしているサービスも出てきています。そのため、いつでもどこでも授業を受けられる、そしてわからないことを何度も見直し、振り返ることができる環境が出来上がりつつあります。そのため、わざわざ教室で授業を受けるのではなく、オンライン授業の方が内容を理解しながら自分のペースで進められるため、今後はオンライン授業が一般化していくことが予想されます。

 そうするとインプットは既に家で行っているわけですから、教室で何をするのか、ということが論点になります。教室で出来るけど家では出来ないこと。それは他者との議論や対話を通じて内容を深く理解していくこと、そしてコラボレーション(共創)を行いながら創造力を育むことです。もちろん、保護者が子どもと向き合う時間が十分あれば、対話を通じた内容の理解は出来るかもしれませんが、共働き世帯が増え、なかなか家庭でこのようなことが出来なくなっています。そのため学校は知識をインプットする場としての役割ではなく、むしろアウトプットする場としての役割が期待されていきます。

 このような未来が次の5年、10年後には当たり前となっています。そして学校も変わりつつあります。今まで教えることに特化してきた先生たちは、子どもから意見を引き出すことを授業内の議論を通じて試み始めています。ただ一方で、現在の指導要領のなかでは決められたカリキュラムを消化することで手一杯であることも事実であり、先生自身も子どもたちから意見を引き出し、創造力を高めていきたいという思いはあるものの、出来ないというのが現状です。

 そこでCurio Schoolは、子ども同士の議論や共創といった学校で十分に時間が取れずに出来ないことをカバーしていけたらと思っています。

ぜひこれからもご支援よろしくお願い致します。

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