人と動物の本当の意味での共生とは?世界112ヶ国犬猫の写真展を開催したい!
人と動物の本当の意味での共生とは?世界112ヶ国犬猫の写真展を開催したい!
【自己紹介】旅する獣医師 とうの
ごあいさつ
トルコの奇岩地帯で迷子になりました。
皆さんこんにちは。
共同主催者のとうのです。
今日は私が旅する獣医師となった経緯や、この写真展に対する思いについてお話したいと思います。
私は幼い頃から
「動物のお医者さんになるんだ!」
「世界一周して色々な人に逢うんだ!」
と言っていました。
なぜそんなことを言っていたのか幼すぎて覚えていませんが、おそらく、幼少期から家にワンコがいたり、世界中の子供たちのために募金をしていた両親の影響があったのだと思います。
子供ながらに
「なんで、私は毎日ごはんが食べられるのに、同じ年でごはんが食べられない子供がいるんだろう?」
と思っていたことを覚えています。
愛犬ジュピとの出逢い
リビングをのぞくジュピちゃん
中学生になって、行政の動物愛護センターの譲渡会でワンコを譲り受けました。
名前はジュピちゃん。
引き取ったその日、愛護センターからの帰り道の車の中。
ジュピ用にタオルを敷いた箱を用意していたのに、ジュピちゃんはその箱を嫌がり、私の手のひらの上で寝始めました。
寝たからいいかな、と箱に戻しても、やはりまた私の手のひらに登って来て寝始めます。
私はこの日から、当然のようにジュピにメロメロになりました。
ジュピは優しくて、お茶目で、賢いのにちょっとおバカな所もあって、とても良い子でした。
ちょうどその頃に、動物に関するある本を読み、日本における犬猫の殺処分の多さを知って驚愕。
「うちのジュピも、もしかしたら殺処分されていたかもしれないんだ・・・」
と、日本の現実を知り哀しくなりました。
そこから本格的に獣医を目指し始め、学生時代に犬猫保護団体での活動や、国内・海外で保護施設の見学、殺処分施設の見学を行ない、現状を変えていくための目標を見据え始めました。
無事に獣医師国家試験に合格し、東北で東日本大震災の被災動物保護シェルターを併設する病院で3年弱働き、シェルターが閉鎖した翌年、かねてからの夢であった世界一周の旅を実現させました。
私が旅に出かけるのを少し焦っていたのは、いずれ来るであろうジュピの介護のためでした。
東北で働いていると、九州にいるジュピが突然体調を崩しても何もしてあげられないかもしれない・・・
自由に旅をしている間ならいつだって帰って来られる。
嫌な予感は残念なことに的中してしまい、世界一周の旅に出てしばらくしてジュピはガクッと体調を崩しました。
その連絡を受けた翌日にミャンマーから日本へと緊急帰国し、16日間つきっきりで看病しましたがジュピの病気は治るものではありませんでした。
自分の甘さや弱さ、未熟さ。
最期までジュピはたくさんのことを私に教えてくれました。
獣医師として、人として、もっと世界を知り、現実を知り、より良いと思える方向に進んでいこう。
改めて強くそう思いました。
ジュピに出逢ってから、そしてジュピが亡くなった後も、ずっとジュピは私の人生の指針です。
写真展に対する思い
インドの田舎村。
私の旅はいつでも「人と動物の共生とは?」をテーマにしていました。
世界の色々な側面を見ることで、日本の良い面も悪い面もたくさん見えてきました。
それらの経験を活かして、私にできること。
それがこの写真展です。
写真展に訪れた方々と直接対話し、私が見て来たものを伝えたい。
「命とは?」
「共に生きるとは?」
考える機会の少ないこの疑問を、たくさんの写真から感じ取ってもらいたいのです。
私は、これからも日本の動物福祉の向上、そして「命」に触れ合うことによる子供たちの情操教育の充実のために力を尽くしたいと考えています。
経歴
日本では獣医師。
福岡県出身
日本における犬猫と、動物と暮らす人々の生活の質に目を向け、学生時代には各種ボランティア活動や、国内、海外の動物保護施設の視察も経験した。
東北は仙台で3年弱の間、犬猫の動物病院で獣医師として従事。
一般外来の診察並びに、ドックカフェでの健康相談、東日本大震災の被災動物保護施設での健康管理、獣医療的支援も担った。
このとき、著名人が主催する全国プロジェクトの一環として仙台市内の小学校での犬猫ふれあい教室にスタッフとして参加。
その後、前述の被災動物保護施設の閉鎖を期に、幼少期からの目標であった世界一周の旅に出かける。
「人の近くで生きている動物の様子を知る」というテーマのもと、世界中で犬猫やその他様々な動物の姿を写真に収め、その様子を自身のサイトで紹介。
今後も世界を見てきた獣医師として、日本の動物福祉の向上と子供の情操教育の充実を目指している。
おわりに
私はプロのカメラマンではありませんが、根っからの動物好き目線で撮った写真はきっと皆さんに楽しんでもらえるものと思います。
今回の写真展では全日程、在廊する予定です。
皆さんにお逢いできることを楽しみにしています!