典子食堂は「東北の食材で世界の家庭料理を食べる会」です。
本日、ご縁をいただき、スペイン大使館で開かれた「スペイン白豚生産加工者協会"INTERPORC"(Interprofesional Porcino de Capa Blanca)」のレセプションパーティに参加してきました。
スペインの豚肉といえば、世界三大ハムのひとつハモン・セラーノので有名ですよね。
お腹に余裕を持たせ、期待に胸をふくらませながら出かけました。
(ちなみに、三大ハムのあとふたつはイタリアのプロシュット・ディ・パルマ、中国の金華火腿ですね^^)
スペイン大使、商務官につづき、INTERPORCのゴドイ氏から日本の豚肉市場におけるスペインの現状について講演がありました。
スペインは対日本では世界4位の輸出国だそうで、その中でも豚肉は4位なのだそうです。
また、スペイン国内でも食肉産業は国内4位を占めるということで、スペインはお肉の国なんですねー。
以下脱線ですが・・・
今回、白豚の協会ということでしたが、黒豚は??と、気になって帰宅後に調べたところ、黒豚はハモン・イベリコ。
そうです、あの、有名などんぐりを食べて育つという豚で、その最上のものがハモン・ベジョータなのだそうです。
また、キリスト教国であることから豚肉の消費が他の肉を圧しているそうで。
勉強になります。
知れば知るほど白豚がいいかか、黒豚がいいかか、選べなくなってきますね。
レセプションでは、お待ちかねの生ハム、腸詰が目の前で切り分けて振る舞われ、一同釘づけ(^^
赤身の歯ごたえを「美味しーっ」と感じていると脂の旨みがじわーっと広がり、それをワインで流したくなる。
そして、リベラ・デル・ドゥエロの赤ワインがそこにあり。
うまくできています。
ミシュラン星付きレストラン「ラ・カブラ」のシェフによるタパスもあり、
(生ハムと腸詰に夢中になっていてレバーパテしか食べられなかったけれど)
こんどは、白ワイン!と、堪能。
ドン・キホーテがドルシネラ姫に恋をしたのは、彼女のつくる豚肉の塩漬けに胃袋をつかまれたからだ、というエピソードに納得した午後でした。
スペインの家庭料理も勉強してみようかな。