みなさんこんにちは。
旅する女将 橋本典子です。
週末はウニを食べる会に参加してきました。
安心、安全、顔の見える食材を使って、お気に入りのお酒を持ち寄って、若いコにも手の届く会費で食べられるよう、みんなで協力して旬の食材を楽しみましょう。そして、ちょっとだけ食べて復興に協力しましょう、という趣旨のこの会は、陸前高田での活動でもお世話になっている方の主催です。
会場は都内某所。
私はワインのセレクトを担当しました。
取り寄せたウニは陸前高田市広田町根岬産のキタムラサキウニ。
生食の場合の剥き方と焼く場合の剥き方の違いや雌雄の違いなどを教わりました。
外観からは判別できませんが、剥くと黄色いっぽいのが雄、オレンジっぽいのが雌だそう。
大きければ美味しいというわけではなく、いくぶん小ぶりのものが元気な個体で、海底に沈んだコンブや海藻などを食べているため味もよいそう。
大きめの個体は動きがにぶく、海底の魚の死骸やプランクトンの死骸、フンなど、、、動物性のものを食べているため、ハズレの可能性が高いそう。
以上、受け売りですが、受け売りついでにウニ漁の様子もご紹介。
”お盆頃まで10数回、口開け(解禁日)がありますが、水温が高くなると卵や精子を持つため味が落ちてしまいます。逆にこの時期(水温14度)のウニは最高に旨いです”
とのこと。
陸前高田の広田町は、このように漁師さんがひとつひとつ揚げる天然もの。
映像後半のドローンで上空から撮影された海の透明度と山の緑、海岸線に目をうばわれます。
あの甘味はこの自然に育まれていたのかー・・・とうなりが出ます。
ウニ丼
差し入れのタコと、釣り上げたお方
手作りの蒸し器で
蒸して良し
網で焼いて良し

以前、お正月にシャンパーニュとイクラや数の子をあわせて生臭さに悶絶し、 魚卵とワインのマリアージュの難しさを感じたのでワインは慎重に選択。 経験により辛口はNG。ウニの甘味とミネラル感にあわせ、赤が2014年のブルゴーニュのパストゥールグラン、白は2014年のシュタインベルガー・リースリング・シュペートレーゼというタンニンが少なめですこし甘めのものを選んで好評でした。
そして、実のところウニはあまり得意でなかったのですが。。。。
新鮮で上質な素材は好き嫌いを超越することがありますよね。
ウニ丼、生、焼き、蒸し、タコのアーリオオーリオにパスタにサラダなどなどで、ぺろりといきました。
若いコに美味しいものを食べさせたい!三陸をあまり知らない人にもその魅力を知ってもらいたい、という企画でしたが、何度も足を運んでいる大人にもとても勉強になりました。
私も頑張らねば。
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『セルビアンナイト・夏の味覚篇』は7月5日まで参加受付中。
日本にセルビア料理店はありませんが現地そのままのレシピで日本人にあう、どこか懐かしい味が特徴です。今回の「セルビアンナイト・夏の味覚篇」は料理研究家、イラストレーターのメイコイワモトさんに店舗ガッタイオーラドルチ(Gattiola doclci)をお借りしての企画です。壁画家であるご主人の福井洋一さんのフレスコ画に囲まれた店内はヨーロッパを切り取ってきたような空気に包まれています。大使館や料理教室以外で出会えるこの機会に、ぜひご賞味ください。
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日時:2016年7月12日(火)
19:30~21:30
場所:ガッタイオーラドルチ(Gattiola doclci)
豊島区目白5-15-12
西武池袋線【椎名町駅】より徒歩5分
JR山手線【目白駅】より徒歩13分
メニュー:
・Kozma ’s spread (胡麻のスプレッド)
・Salata od pečene parike i patlidžana(パプリカと茄子のマリネ)
・Sladak kupus sa mesom(キャベツと豚肉の煮込み)
・Gibanica(チーズとフィロペストリーのパイ)
・Sljivopita(ボスニアのプラムデザート)
・Pogaca(守護聖人の祭日に焼く伝統的なパン)
・旅のお土産:
会費:6000円(送料・税込)
(オーナのお勧めワイン3杯、旅のお土産つき)
みなさまにお会いできることを楽しみにしております。