達成率が90%を超えました!本当にありがとうございます!
日本一に評された経歴を持つ絶品・超肉厚な「たぁ坊しいたけ」をお届けするプロジェクト。
みなさんの温かいご協力のおかげで、達成率が90%を超えました!本当にありがとうございます!!
プロジェクト期間も残り4日となりました。
今日は、なぜこのプロジェクトを立ち上げたのか、このプロジェクトを通して何を実現したいのか、改めてその「想い」をお伝えしたいと思います。
ちょっと長くなってしまうのですが…最後まで読んでいただけたら嬉しいです(><)!
私たちが何気なく食べている「安全・安心・美味しい」食材には理由がある
落合さんのしいたけ収穫のお手伝い(熊本県多良木町)
私は現在、アグリトラベラーと名乗って活動をしています。
アグリトラベラーとは、アグリ(農業)+トラベラー(旅人)という造語で私自身作りました。
もともと地域活性や町おこしに関わる仕事をしていく中で必ず関連していたもの、それが「農作物」でした。
私の仕事については別の機会に詳しくお伝えできればと思いますが、その時、全く農業について知らなかった私は、農作物に関わる仕事をする前に「農業」を知らなければいけないと思いました。
稲刈りのお手伝い(鳥取県江府町)
そこで、ご縁があった地域や農作物の農家さんのもとに伺って、お話を聞いたり実際にお手伝いをさせていただきながら、上部ではないリアルな現場を身をもって体験することにしました。
これが、今日のアグリトラベラー活動に繋がっています。
野菜を買う時「美味しくなかったら」「体に悪いものだったら」と心配したことがありますか?
農業の現場に入るようになって思ったこと。それは、私たちが普通に食べている「安心・安全・美味しい」食材は当たり前ではないということ。
スーパーにいけば、毎日いろいろな野菜が並んでいます。飲食店にいけば、美味しい野菜を使ったメニューがたくさんあります。
私たちは普段、何気なく米や野菜・お肉を食べることができます。美味しくなかったらどうしよう、体に良くないものだったらどうしよう、なんて一ミリも心配する必要がありません。
けど、そのお米や野菜やお肉はどうして何の心配も不安もなく、私たちは食べることができるのでしょうか?
「安心・安全・美味しい」を守るために日々研究している農家さんの存在
農事組合法人宮市の松本さん。昨年は田植えから稲刈りまでお世話になりました。(鳥取県江府町)
正直、米や野菜や肉なんて生き物だから、人間が手を加えなくても自生や繁殖をしますし、何もしなくたってある程度は育ちます。けど、それは本当に美味しいのでしょうか?また、私たち生きてる人間が食べていける量が生産できるのでしょうか?
答えはNOです。では、どうして今私たちは何の心配もなく、普通に食材を買って毎日美味しい食事をすることができるのでしょうか?
地域おこし協力隊の山田さん。イチジクの収穫だけではなく、選果、パック詰め、市場への出荷までトータルで勉強させてもらいました。(島根県多伎町)
それは、農家さんがいてくれるからです。
農家さんは「安心・安全・美味しい」食材を提供するために、日々、試行錯誤や研究を重ねながら作物を育てています。時には、一歩間違えば命がないような現場に向かいながら、時には大雨に打たれ寒い思いをしながら、「安心・安全・美味しい」作物を育てているのです。
重たいものを持ちすぎて手が腱鞘炎になっても、体を酷使して腰が痛くなっても、安全で美味しい作物になるように手間を惜しまず育てています。
私たちが何気なく食べている農作物は、そうした働きの上に成り立っているのです。
東京の農業事情に詳しい大森さんに案内していただき、安都江さんの農場(Base side farm)に伺いました。東京の農業は地方とは異なる課題が多く、勉強になりました。(東京都瑞穂町)
MISO SOUPの山岸くんと東京で美味しいイチゴを生産する加藤農園さんに伺いランナー摘みのお手伝いをしました(東京都練馬区)
野菜は安い。農家の平均所得は高くない。それって当たり前なのでしょうか?
クピドファームでぶどうの摘粒のお手伝いをさせていただいた時。(山梨県韮崎市)
良くニュースでも取り上げられますが、農家さんの平均所得は決して高くありません。またスーパーに並んでいる野菜でも、1袋100円を切っていたりなど、かなり安いものが多く見かけられます。
もちろん、生産方法や規模によって適正価格は異なりますので、一概に安い・高いとは言えません。また、私だって家計が助かるから安い野菜を選ぶ時だってあります。けど、それは当たり前になのでしょうか?
危険な場所や環境も顧みず肉体労働が多い農家さんの仕事に対する対価は、それでいいのでしょうか?
「たぁ坊直送便」プロジェクトで実現したいこと
このプロジェクトを通して実現したいこと、それはまさに私たちが何気なく食べている「安心・安全・美味しい」食材は当たり前ではないということ、を多くの方に伝えたいと思っています。
今回は、原木栽培という厳しい自然環境の中で栽培された超肉厚なしいたけをお届けします。これは、過去に全国規模の品評会で農林水産大臣賞(日本一の品質に与えられる賞)を獲得した逸品です。
しかし、そのような農作物を育てるために、どれだけの手間と時間がかかっているのでしょうか?
しいたけ栽培の現場に行く通り道。すぐ横は崖、道幅は軽トラ1台分という山道を登って行きます。もちろん、道路の舗装はされていません。
原木となる木を伐っている落合さんのもとに向かう途中。斜面が急すぎて木に捕まりながらじゃないと降りれません。何回も滑り落ちそうになりました。
原木栽培のしいたけを作るためには、豊かな自然環境が必要です。今回お届けする落合さんのしいたけも、かなりの山奥で育てています。
私も何回かお手伝いさせていただいたのですが、危険なんてものじゃありません。一歩間違えば、命を失いかねない場所を行くこともあります。数十cm横は断崖絶壁の山道であったり、傾斜が急すぎて普通の人であれば下まで降りれない山の斜面にも行きました。皆さんの想像を絶するほどの場所です。
また、人のコントロールが効かない自然を相手にしているため、安定して必ず育つ保証なんて全くありません。大規模な災害に見舞われ、しいたけが育たなければ収入は皆無です。
菌や木の状態、自然環境・気候など全ての条件がそろって、初めてしいたけが育つのです。
きのこは「菌」で育てます。原木栽培は、原木にしいたけの菌を植えて自然環境に置くため、必ずしいたけが生えてくる保証なんてどこにもありません。原木の作り方(伐り方)が悪いと、全く出てこないこともあるそうです。
また植菌してから、しいたけが育つまでに夏を二回越す必要があります。長い年月をかけてやっとしいたけが育っても、水が少なければ育たないから山の水を撒いて調整することもあるし、都度、山に入っては状態を見ながら美味しくなるように手をかけてあげています。
このプロジェクトでお届けするしいたけは、超肉厚でかなり大きいサイズですが、それができるかどうかもその年の気温によりけり。寒すぎてしいたけが開かなかったりすることだって十分ありえるのです。原木しいたけに限らず、それほど農業は生産量も収入面も安定しないものなのです。
原木しいたけの栽培現場
この生産背景は、現場に入ったことがある人ではないと分かりません。現状、生産者と消費者の距離が遠いので、ほとんどの人が知らないと思います。それでも、その背景を知ると知らないでは、全くものの捉え方が異なると思います。
このプロジェクトを通して、
・私たちが当たり前に食べている「安心・安全・美味しい」食材は、当たり前ではない
・それを当たり前にしている農家さんの働きがある
という「美味しいの裏側」を、多くの人にお伝えしたいのです!!
なぜクラウドファンディングをするのか?
美味しく新鮮なしいたけは、傘の裏のヒダがとってもキレイです。
これまで農業がいかに大変なことか、ということをお伝えしてきました。とは言っても、農業だってビジネス。需要がなければ、その商品と想いが受け入れられなければ、世の中に出す必要がないと思っています。
「農業はとても大変だから、他のものよりも優遇するよ」ではなく、フェアに戦えなければ意味がありません。
その点クラウドファンディングは、目標が達成しなければプロジェクト自体が成立しないもの。また、ご支援いただくお金には、そのものに対する「想い」や「共感」を占める割合が大部分です。
そんなクラウドファンディングの特性は、今回の挑戦にピッタリだと思いました。
残りわずか、ご支援・応援をお願いします!
かなり長くなってしまいましたが、これがプロジェクトを立ち上げた「想い」です。
一人でも多くの方に「美味しいの裏側」を知っていただき、普段何気なく食べている食材に興味を持っていただけたら、それほど嬉しいことはありません。
クラウドファンディングの募集期間も、残りわずかとなりました。
ぜひ、この想いに共感してくださる方は、ご支援やSNSでのシェアによる拡散に、ご協力いただけたら本当に本当にありがたいです。よろしくお願いします!
アグリトラベラー 長根 汐理
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ホームページも現在準備中です。