韮崎市の古い蔵をリノベして人と人・人とお酒をつなぐような【角打ち酒屋】を作りたい

こんにちは、店主のさかいです。 いつも活動報告を読んでいただきありがとうございます。 人には誰しも、一生に一度はやってみたいことというのがあるかと思います。 私の中でのその一つは「探偵！ナイトスクープ」でした。 かつて運よく一度依頼を受けていただいたことがあるのですが、その経験は今でも自分の人生で一番自慢できることの一つです。 さて前回からおもむろに始まった「URAKURAさん、いらっしゃーい」。 タイトルはお気づきかと思いますが、あの一般のご夫婦のお話を聞く番組に影響を受けています。

せっかくの活動報告なのに「どういうお店にしようと思っているのか」ということがあまりお伝えできてないことに気が付いた店主が、かといって自分の口で暑苦しく語るのははばかられるという想いから、「URAKURAにいそうな人たち」との語らいから皆さんに想像していただくことを目的としたこちらの連載。 第2回のお客さまは、クラフトビール好きなら知る人も多い、株式会社ナガノトレーディングの佐藤さんをお招きしました。 クラフトビールの祖ともいわれる「SIERRA NEVADA」のロゴをバックに、「SIERRA NEVADA」のロゴ入りポロシャツを着こなす姿はさすがの一言です。 それではさっそく行ってみましょう！

佐藤さん：こんにちは、佐藤です。アメリカンクラフトビールのお店、アンテナアメリカを初代店長として立ち上げをした後に、現在はナガノトレーディング卸売事業部のマネージャーとして日本に品質の高いクラフトビールが手に入る環境を作ろうと奮闘しています。

佐藤さん：2024年は前年に比べて醸造所のオープンよりクローズが上回る年となり、生産量も減少しました。ここまで勢いよく伸びてきた数字が一旦天井を打ったと言えるでしょう。ただし、ここから上がるか下がるかはまだわかりません。一度淘汰の時期に入っていますがより良い物が残っていく事に期待します。そして新たな商品開発も進んでいます。 特にビール醸造所での蒸留酒やノンアルコールなどの商品開発が進んでいます。もちろん新たなビールも！ 最近はWestCoast Pils（ウエストコーストピルス：ホップを効かせたタイプの米西海岸発祥のピルスナー）やニュージーランド産ホップを使用したビールが人気です。

佐藤さん：地方の変化や開発、コミュニティ作りにクラフトビールの力が寄与できるとしたら素晴らしい事だと感じました。地域的に移住者の多く集まる注目の場所なので需要があるように感じています。

佐藤さん：その土地のビールだけでは観光産業寄りになりやすいので様々なクラフトビールが地域の人たちに消費されるようになることが大事だと考えていて、さかいさんのお店はそうなるような気がしています。そこでのコミュニティは新たな繋がりとビジネスを生み出してくれて、みんなの手には質の高いクラフトビールがあるという事を想像しました。 さかい：おっしゃる通りですね。実は山梨って日本有数の酒どころなんですけど、意外と地域内の酒の消費量って抑え目なところがあるんですよ。 なので、地元においしいお酒がたくさんあることは重々承知の上で、あえて地元産のみにこだわらずに世界中のおいしいお酒を取り扱うことで、地域のお酒の「消費の質」向上にも寄与していきたいと思っています。 それによって、この地域の消費と生産のさらなる発展に貢献していきたいです。

佐藤さん：私はしっかり目のIPAが基本的に好きです。寿司ネタで言うとトロのような存在ですね。 さかい：主役の一品ですね笑

佐藤さん：酒屋に限りませんが「新しい出会い」がある場所が好きです。昔話をするような酒が増えると面白くないですね。 クラフトビールってそういう一面もあると思っています。Something Newを発見して人生を豊かにしていきたいです！ さかい：Someting New、すてきな言葉ですね。そんな酒屋を目指して頑張ります！本日はありがとうございました！