桜島の火口から徒歩1分！大豆と麦を蒸す世界一大きな味噌工場を作りたい！

こんにちは。マルマメン工房の増田です。

鹿児島県 霧島市 永水という中間山地で、農薬や化学肥料を使わず大豆・麦・その他数品目の栽培と、大豆加工品を製造販売しております。

つい昨日（3月31日）、生まれてはじめて挑戦したクラウドファンディングを終了して一息ついているところです。この第1回のクラウドファンディングは、4年前から眠りについていた古い製粉機を受け継いで、「100％ Made in霧島」にこだわった小麦粉を作り続けるという目的で開催しました。 目標金額は300万円と、決して小さな金額ではありませんでしたが、200人を超える方々からご支援頂き、昨日の最終日までに350万円以上のお金が集まりました。

ご支援／ご協力下さった皆さま、本当にありがとうございました。

さて今回、新しいプロジェクトとして、桜島の火口付近に、世界最大規模の味噌工場を作りたく、プロジェクトを行わせていただくことになりました。

マルマメン工房の大豆は無印良品が手掛ける地域産品ブランド「諸国良品」でも取扱いがある、自慢の農産物です。 味噌、醤油、豆腐、納豆。日本人にとってはどれもお馴染みの調味料／食材ですが、身近すぎてかえって「大豆そのもの」について意識することはあまり無いように感じます。

もし僕たちがもっと「大豆そのものを楽しむ」ことを意識したら、豆腐や納豆といった大豆加工品の食べ方が変わるんじゃないか。もっと楽しくなって、食卓に笑顔が増えるんじゃないか？ 僕はそんな風に考えて、ちょっと変わった楽しみ方も含めて、いろいろな大豆の楽しみ方を発信しています。大豆の魅力をもっといろいろな人に知ってほしいので、マルシェや地元のイベントにも積極的に出店しています。

マルマメン工房ではいろいろな品種の大豆を栽培していて、彩りもカラフルなので、イベントなどで若い女性が「かわいい！」と買ってくれることも多くあります。 生の大豆を使ったことのない層の方にも「かわいい！」と感じてもらえて、買ってもらえるカラフル大豆は、お米と一緒に炊いて豆ご飯にしても、ピクルスにしても、綺麗で美味しいお料理ができます。 味わいもさまざまで、甘みが強い豆、スッキリした味の豆、そして海苔っぽい味がする豆などがあるので、カラフル大豆が登場した食卓はきっと会話が弾むと思います！

もちろん、敢えて1色の大豆だけにしてその豆の味わいをじっくり楽しむのも良いと思います。 このように、マルマメン工房の大豆は「美味しさ」や「栄養価の高さ」の他に「食卓に笑顔を増やす」という価値もお客さまに提供してくれています。

鹿児島といえば桜島。約4,600人が火山とともに暮らす桜島は鹿児島のシンボルだと言われています。 桜島は高さ1,117ⅿ、面積約80km²、周囲約52kmで、2つの主峰（北岳、南岳）から成る複合火山で、霧島錦江湾国立公園に指定されています。 桜島の誕生はおよそ26,000年前にまで遡るそうです。以前はその名の通り「島」でしたが、1914年の大正噴火の際に流れ出た溶岩によって海峡が埋め立てられ、現在のように大隅半島の一部になりました。海峡を埋め尽くすような大噴火って、ちょっと想像がつかないのですが、火山のエネルギーの莫大さが伺えるエピソードだと思います。 桜島には火口が2つありますが、味噌工場の建設予定地は2009年以降活動が活発になった昭和火口です。昭和火口は1946年に起きた通称「昭和噴火」と呼ばれる大噴火で溶岩を流した後、しばらく活動を休止していましたが、2006年に58年ぶりに噴火。前述の通り2009年から噴火回数が増加し、現在に至ります。 現在も毎日のように小規模な噴火を繰り返している桜島ですが、特に2009年以降は火山活動が活発になっていて、2009年には755回、2010年には1026回、2011年には1355回（観測史上最多）、2012年には1107回、2013年には1097回、2014年には656回、2015年には1252回と、ここ数十年というスパンで見て最も多くの火山活動が観測されています。

2016年の噴火回数は153回と減少したのですが、気象庁の予測では2017年後半から火山活動が再び活発になるそうで、味噌工場が完成する7月頃は突き当りの噴火回数が200回を超えるというデータがあります。

桜島という土地の面白さは、ここが4千人以上の人々が暮らす「街」である点にあります。大噴火や土石流といった災害を受けながらもこの地に人が住み続ける理由は、火山は災害だけではなく「恵み」も与えてくれるから。

火山がもたらす恵みはさまざま。水はけの良い大地で育つ桜島大根、桜島小みかんといったおいしい農作物。日々の疲れを癒してくれる多くの温泉。山や集落の美しい景観。そして他の地域に暮らす人々にとっては「噴火」さえも自然がもたらすショータイムとしての価値を持っています。

マルマメン工房が建設する火口から上がる蒸気を利用した味噌工場は、新たな「火山がもたらす恵み」として、桜島にお住まいの方々を含む多くの人々に美味しいお味噌をもたらします。また、この工場によって、地元桜島に数百人単位で新たな雇用が生まれる予定です。

特典としては、出来上がった味噌だけではなく、味噌樽オーナー、そしてご要望があれば工場見学ツアーなども企画しています！ぜひご支援よろしくお願いします。 ・ ・ ・

今回のプロジェクトで出来上がる味噌をお送りします！マルマメンと桜島が生んだ奇跡の味をご堪能ください。（お届時期：2019年 夏）

味噌の熟成に使う樽のオーナーになっていただく権利です。「噴火味噌」は3年間熟成します。3年後、あなたがオーナーになった樽から、出来たての味噌をお届けします！

今回のプロジェクトが成功すれば、マルマメンの更なる新しい一歩を踏み出すことが出来ます。 皆さまからのご支援、宜しくお願いします！