2021年はじめの投稿は、他に仕事を持ちながら、ハードウエアのクラウドファンディングまでどのように進めたかを書かせていただきます。
今回は、ポイントだけですが、もし詳細に興味ある方は、Penbeの購入特典予定の詳細なデジタルの活動冊子をご覧ください。デジタルの活動冊子には、特許権の取得や、開発およびサービス提供に向けメンバーに参画してもらった方法、最終試作や量産を担ってもらう会社の選定経緯、兼業での時間を節約した起業方法などをさらに詳しく、わかりやすく、書きたいと考えています。
2021年 Penbe
まずは特許の出願
何はともあれ、自分のアイデアを守ることは大切ですので、初めに特許を作成しました。
特許の出願に関しては、以前、この活動報告に書かせていただきました。アイデア出しの方法から、先願の確認、弁理士さんの探し方も含めて書かせていただいています。是非、そちらをご覧ください。
試作品1号機 開発
特許を出願した後に、次に開発に着手しました。Penbeはこれまで試作品を3種類つくっており、そのうち第1段の試作に着手しました。初めの試作品は、Raspberry Piというマイコンボードをつかって有線でペンをつけて、まずは動くものをつくってみました。
試作品1号機
知識を補う
開発を進め、ビジネス化を検討していくと色々な知識や経験の不足に出会うことになります。自らそれを補う、またメンバーを募って解決するなどを行うことになります。今は、オンラインでもオフラインでも様々な教室やイベントが開催されているため、是非活用をお薦めします。
私が活用したのは、下記、施設やWebサイトです。
STARTUP HUB TOKYOさんは特にお世話になっており、ここを起点にメンバーやご協力いただける方も広がりました。「Tokyo IoT Monozukuri College」は、濃い内容で非常に良かったです。
ビジネスプラン確認とブラッシュアップ
自分のビジネスプランが、どの程度のものかを確認するために、ビジネスプランコンテストなどに応募し、下記のような賞をいただきました。
・経済産業省「始動」プログラムに選抜され、シリコンバレーに派遣
・かながわビジネスオーディション 起業化支援団体賞、KSP賞、来場者賞
・三鷹ビジネスプランコンテスト 優秀賞
こういったビジネスプランコンテストなどの多くが、ビジネスのブラッシュアップもおこなっていただけるので、非常に勉強になりました。是非、応募をお勧めします。
特に「始動」のプログラムはレベルが高く、一緒に学んだ人も良い方ばかりでした。
経済産業省「始動」プログラム
メンバーを集める
ハードウエアを開発し、ビジネスにしようとするとやはり自分一人では難しく、メンバーを募り一緒に開発していくことが多いかと思います。今、参画しているメンバーは、STARTUP HUB TOKYOのイベントや、下記リンクのSTART UP Weekend、人づてに紹介をいただくなどで集まっています。
このあたりは、メンバー紹介にのっている1人1人とのつながりや、逆にメンバーの募集に向かなかったやり方やイベントなどもふくめて、デジタル冊子の方に書かせていただきます。
試作品2号機/試作品3号機 開発とユーザーテスト
試作品2号機と3号機は、ユーザーテストを行い、開発の方向付けをするために作成しました。
試作品2号機は、既存の小型IoTモジュールと、スマホやタブレット向けのアプリを開発しました。その後、試作品3号機はアプリはもちろん、基板も作成し、筐体も3Dプリンターで作成をしています。
両方の試作品でユーザーテストを行っています。ユーザテストの結果は多くの方に欲しいと言っていただき、
親御さんからは、「なかなかやりたがらなかった漢字の練習も、やるようになりました。」などのコメント、
子供さんからも、「楽しくべんきょうができた。もっとやりたくなる。」などのコメントをいただいたので、正式なサービス提供に進むことにしました。
サービス提供に向けて
ここからは、2020年の年末に書いた「2020年まとめ!」とかぶりますので、箇条書きで書かせていただきます。
・サービス提供に向けたアプリやゲームの企画
・Penbeの正式なデザイン
・ハードウエアの最終試作と量産
・会社の起業
・アクセラレーションプログラム採択
などを行っています。
そして、クラウドファンディングは、2021年2月の開始を考えていますのでいよいよです!
皆様、本年もどうぞよろしくお願いいたします!