みなさまこんにちは。
旅する女将 橋本典子です。
今回の活動報告は2月19日「冬の味覚篇」よりデザートメニューより「ポティツァ」のご紹介。
上の写真は、今回のセルビアンナイトのために購入した型で試作した現物写真です。
「ポティツァ」は、1991年にユーゴスラビア連邦から独立したスロベニア共和国でクリスマスやイースター、親族の祝いの席などにつきものの伝統菓子です。
昨年9月の旅で訪れたブレッド湖(写真左上の赤いピンマークに位置)のケーキショップでのワークショップで、代表的なクルミ入りの作り方を教わりました。
ブレッド湖
「ポティツァ」という名前は、イエス・キリストの冠を象った素焼きの型の名に由来し、その歴史は17世紀まで遡ることができ、胡桃とハチミツでつくられたフィリングを生地で巻き込んだ"povitica" あるいは"potica"という名の菓子が記された文献がみられるそうです。(下記リンク英文説明より抜粋)
では、先生のデモンストレーションを参考に作ってみましょう。
生地を広げて
胡桃のペーストをもりもりと塗りつけていきます
隅から隅までずずずいーーーっと、まんべんなく
ラムレーズンも惜しみなく
端からくるくると巻いていきます
生地を巻き終わったら型にバターを塗りつけ
くるりと納めます
ということで、いざ
1時間ほど寝かせて生地の発酵を待ち
焼き上がりを待つ間に
湖からの景色を見ながらティータイム
完成品は持ち帰り
帰国後に切り分けたところ
現地で実習した際にお土産で持ち帰ったポティツァ型は手のひらサイズのため、2月19日には日本で購入した大ぶりのクグロフ型で焼いたものをお出しします。
自分でもつくってみたいなー、と思われた方は、下記に英文ですがレシピがありますので挑戦してみてくださいね。
ただし、バルカンサイズとなっているので量を1/2または1/4ほどに減らしたほうが無難です。
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おかげさまで2年めを迎えた「セルビアンナイト」は食を通じてセルビアを知ろう!がコンセプト。まだ専門店がないセルビア料理を、レストランを貸し切って音楽や映像とともに五感で味わうディナーです。セルビアゆかりのお客様から直に現地の話が聞くことができるかも。
毎回替わるメニューは伝統的料理で統一。現地そのままのレシピで日本人の舌にあう、どこか懐かしい味わいを、ぜひご賞味ください。
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日時:2017年2月19日(日)19:00~21:00
場所:ごはん×カフェmadei(までい)
東京都台東区浅草7-3-12 テイトビル聖天1F
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メニュー:
○セルビア、クロアチア、スロベニアのワイン4~5種テイスティング
○Zelena salata / セルビア風グリーンサラダ
○Bakalar na brodet / タラのブロデット(クロアチア)
○Paprika sa sirom / パプリカのチーズ詰め(セルビア)
○Pogača / ポガチャ(パン)
○Potica / クルミ入りスイートロールブレッド(スロベニア)
○コーヒー
○旅のお土産ポストカード(招待状として事前に送付いたします)
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会費:6,500円(参加チケット送料・税込)
お申込みは2月12日㈰まで。
みなさまのご参加をお待ちしております。