~セルビアンナイト~ 食べてセルビアを知ろう!春の味覚篇

2016-03-18 14:21:17 活動報告一覧に戻る

旅する女将の岩手旅行記(陸前高田編)


3月10日の夜行バスで出発し、14日までの4日間で岩手を旅してきました。

たくさんの再会と出会いに恵まれ、やさしさにふれた追悼と創生の旅。
今回はその旅行記のパート1、陸前高田編です。

  
10日深夜の新宿発の高速バスに乗り、仙台経由で一ノ関へ。 列車と津波により鉄道が損壊した期間の代替輸送であるBRTを乗り継ぎます。
陸前高田に入り、まず、津波による死別を体験した子どもたちが自由に過ごせる場として2014年6月あしなが育英会により設けられたレインボーハウスを見学しました。 遺児、孤児が対象ですが、小学生から大学生まで利用でき、その親や、実際にこどもを支援する人の支援や検討会等も行っているそうです。 この場の「つどい」のルールとして ①ひとやじぶんのからだをきづつけない ②ひとやじぶんのこころをきづつけない (ひとのいやがることをしない、いわない) ③ファシリテーターといっしょにやる ④「ストップ」といわれたらやめる・とまる ⑤ひとのことをよそではなさない(ひみつだよ) ⑥はなせないことはパスできる ⑦トーキングスティックをもっているひとがはなす。ほかのひとはきく。 の⑦つがあり、子どもたちの間だけではなく、スタッフも含めた人間関係のなかで大切にしているそうです。 そのような配慮は随所になされ、「ワンデイプログラム」という活動の中での「おはなしのじかん」は絵本などの読み聞かせではなく、子どもたちが話すきっかけづくり、場づくりであり、自分の内面を言葉にするできない場合はルール⑥でパスができ、せっかく話せても聞いてもらえないことがないよう⑦のルールで守られています。 また、「火山の部屋」というカラフルな部屋にはサンドバックがあり、壁面にはクッションが貼られています。やり場のない気持ち、衝動は、ひとや自分を傷つけず、この部屋で発散できるようになっています。 そこまでいかなくとも、気持ちを落ち着けたり、大人数のなかではなく個別に対応するときには和室が、また、遺児、孤児となった子どもたちと向き合う親や保護者のひととき心を休めるための応接室がありました。 バレーボールコートほどの広さの宿泊イベントの行えるホールや、背の高さを刻める壁のある食堂なども備えられ、「ひとり親」として思春期の頃から息子を育てた私も、わが事のように説明に聞き入ってしまいました。 急なお願いにもかかわらず、快く紹介し、受け容れてくださった関係者のみなさま、ありがとうございました。 興味のある方はこちらもご覧ください↓ http://www.ashinaga.org/higashi_nihon/
今回の旅で、憧れの箱根山テラスにも行くことができました。といっても、宿泊は川原祭組のみなさんと個人宅にお世話になったので(ありがとうございます)、コーヒーを飲みに、ですが。 箱根山から森林越しに海を見下ろすここからの風景は、震災前の高田の雰囲気を今に伝えているということです。 広い空が窓にも映り、雄大な広がりに深呼吸。 都会でちまちま頭の中だけで考えているのが、ばかばかしくなります。 http://www.hakoneyama-terrace.jp/
3月11日の14:46は、竹駒の大坂ママのお宅で黙祷を捧げました。 いつものように憎まれ口をたたきあって、ふざけて笑って時々しんみりして。「また来るね」と約束してハグ。 嵩上げが終わり、「桜ライン311」の活動で昨年津波の到達地点に植え戻した桜の1本1本には、元気な花芽がついていました。
夜は「高田に輝(ひかり)の花を咲かせよう」のお手伝いをしていました。昨年までは11日の帰り際、車で横を通りぬけて気になっていた場所。 地元の青年たちが津波で亡くなった友人を偲んではじめた追悼の灯りです。消防団だったこともあり責任感の強い青年だったそうです。 今年はご縁あってお手伝いを申し出たところ「宿なんかとることない、みんなと一緒に泊まればいいから」と、宿泊のお世話までいただいてしまった。 ありがとうございます。
翌12日はBRTで小友から盛まで。盛から高速バスで盛岡へ。  途中、広田町根岬漁港「たかおのワカメ」さんの作業場で加工を見せていただく。 コラージュ写真右上に新設された防潮堤。 左側は、突端でワカメの湯通し、冷却、塩蔵の作業をしている様子。 右は、防波堤の内側の小屋でお母さんたちが切り分ける作業と、出してくれたおまんじゅうと沢庵、朝ご飯に作ってもらったメカブ納豆。 陸前高田でお世話になったみなさま、ありがとうございました。 盛岡編につづきます。

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集まった金額

  • ¥60,000
0 %

目標は ¥60,000 に設定されています。

プロジェクトは 2016/04/07 に達成し、2016/04/08に募集を終了しました。

プロフィール

  • Serbian Night・橋本典子


  • 株式会社DOMACA 代表取締役 神奈川県生まれ。英語英文科卒業後、食品会社に入社。総務部経理課で税務会計、管理会計に携わる。内部監査、会計システムおよびレストランの立ち上げに従事。 2006年に日本ソムリエ協会認定「ワインエキスパート」の資格を取得。 2011年よりイェレナ・イェレミッチをはじめとした日本在住のセルビア人に郷土料理を学ぶ。 東日本大震災を機に災害ボランティアとして東北に通い瓦礫撤去、農業支援、漁業支援、漁師民宿手伝いなど行う。主な支援先は岩手県陸前高田市、大槌町、宮城県気仙沼市、石巻市。訪問回数は50回以上。 2012年より東北の食材で世界の家庭料理を食べる会を主催。 2015年に退社後、pop-upレストランプロジェクト「セルビアンナイト」をクラウドファンディングにより8度達成。 セルビア共和国大使館でのレセプション等、バルカン半島の伝統料理専門の出張料理業を開始。 2018年11月出版の日本初セルビア料理レシピ本『イェレナと学ぶセルビア料理』を監修。 2020年1月「セルビアンナイト」運営とバルカン半島の食文化を紹介する株式会社DOMACA(ドマチャ)設立。
  • Serbian Night・橋本典子さんへ意見や質問を送る

特典としての商品・サービス

旅のお土産(送料込)

¥ 500

受付終了

セルビアで撮影した写真を旅のお土産としてポストカードにいたしました。 街並みや風景、美術品など集めた5枚セット。前回のものとは内容が異なりますのでコレクションにいかがでしょう。 残念ながらディナーに参加できないけれど、という方にお勧めです。

お届け・提供予定時期

サポーター数 0  | 数量限定あと 20

セルビアンナイト参加権(セルビア料理・ワイン・旅のお土産つき)

¥ 6,000

受付終了

日本にセルビア料理店やレシピ本はありません。大使館やセルビア人宅の料理教室でしか味わえない料理です。 その数少ない例外の「セルビアンナイト」はおかげさまで回を重ね、今回は「春の味覚篇」。 首都ベオグラードは北海道と同じ北緯44°に位置し、食材も似ています。野菜をふんだんに使い、乳製品はサワークリームやヨーグルト、油はひまわり油が主体です。赤い色はパプリカに由来で、スパイシーであっても辛すぎるということはありません。現地そのままのレシピで日本人の味覚にあう料理です。 この機会にセルビア料理を堪能してみませんか。 ******************************* 日時:2016年4月14日(木)     19:30~21:30    22:00~通常営業となります。 場所:代官山come cafe & Osamu bar    東京都渋谷区鶯谷町8-10 代官山トゥエルブ2 2F-A    東急東横線 代官山駅 北、西口より 徒歩8分    JR 渋谷駅 新南口より 徒歩5分/西口より 徒歩10分    恵比寿駅 西口より 徒歩10分 メニュー: ・Urnebes Salad / ウルネベス サラダ(ウェルカムスナック) ・Mimoza salata / ミモザサラダ ・Supa sa knedlama /スパ サ クネドゥラマ(セモリナ団子入りチキンスープ) ・Punjene Parprike /プニェネ パプリケ(パプリカの肉詰め) ・Pogacha bread / ポガチャ(守護聖人の祭日に焼く伝統的なパン) ・Old-Fashioned Raspberry Cake(昔風ラズベリーケーキ) 旅のお土産:ポストカード5枚セット(※郵送となります)

お届け・提供予定時期

サポーター数 6  | 数量限定あと 9

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