ごあいさつ旅する女将、橋本典子です。初めてお会いする方のためにあらためて自己紹介をいたします。 「旅する女将」の肩書は、着物好きであること、店舗を持たず出張でイベントやワークショップなどで活動していることにちなみ、料理家として独立する際、友達がつけてくれました。2011年より災害ボランティアとしてたびたび東北へ足を運び、乗合での夜食の差入れと現地での自炊が「典子食堂」の前身であることも大きな要因です。「セルビアンナイト」について「セルビアンナイト」は食を通じてセルビアを知ろう!がコンセプト。メニューはすべてセルビアの伝統的な料理で統一し、現地の音楽や映像とともに五感で味わうディナー会です。 昨年7月に新卒以来勤めていた会社を退職。9月19日より25日までセルビアに滞在し、郷土料理を学ぶツアーに参加しました。出発直前に出張カフェの仕事をとおしてkibidango(きびだんご)とのご縁をいただき、この企画が立ち上がりました。ツアー主催者でもあり4年間師事したJelena先生にも相談したところ「絶対やるべき」と背中を押され、メニュー等の相談をしながらの道中でもありました。 私をセルビアへと誘った映像がこちらです↓ この豊かな大地に育まれた農産物と美しい自然、湯気や香りが漂ってきそうな食卓に惹きつけられ、現地に飛んでしまいました。実際に訪れた土地や、今回の「春の味覚篇」でお出しするメニューも映像に登場しています。 みなさまのご支援のおかげで初回「旅の報告会」プロジェクトは 2015/11/09 に達成し、2015/11/11に募集を終了。当日は日本に滞在していたJelena先生もキッチンに立ち、会場の代官山come cafe&osamu barがセルビアの空気で包まれました。セルビア料理との出会いセルビア共和国は南東ヨーロッパのバルカン半島に位置し、首都ベオグラードは欧州最古の町のひとつです。古来より東洋と西洋の交差点として人々が往来し、東西ローマ帝国、オスマントルコ、オーストリアハプスブルク家の占領と影響をうけています。民族衣装(Serbia.comより)
そのセルビア共和国と、2011年8月に料理をとおした出会いがありました。東日本大震災をきっかけとして、災害ボランティアとして三陸地方に通いはじめ、当たり前の日常がほんの数時間で失われる儚さを体感しました。「いつかは」と、やりたくとも先延ばししていたことをはじめる後押しともなり、日本に滞在中の外国人によるNiki's Kitchenなどの料理教室に通いはじめたのもこの頃です。
手打ちパスタに興味があり、バチカンの修道女直伝レシピ等、いくつか受けたクラスのひとつがJelena先生のセルビア料理教室です。セルビア正教には復活祭や降誕祭など大祭の前には肉食を慎む精進の習慣があり、野菜をふんだんに使い、乳製品はサワークリームやヨーグルト、油はひまわり油が主体です。赤い色はパプリカに由来で、スパイシーであっても辛すぎるということはありません。
2011年8月に初めて受けたクラスは田舎料理。丸鶏で丁寧にとった滋味あふれるスープと、土鍋をオーブンで焼くという技法に感動し、「この先生についていこう!」と心に決めた思い出の料理です。
コンチュール修道院にて
修道院やレストラン、教室や個人のご家庭などで料理のワークショップに参加しましたが、何はさておき、まず「お茶っこ」で、帰り際には「あれも持って行け、これも持って行け」と手土産がたくさんになる人情の厚さは日本の田舎と通じるもを感じました。
また、日本との交流は古く明治15年(1882年)までさかのぼり、柔道や剣道などの日本の武道の人気も高く親日家が多いということです。私たちの旅でも「日本人は私たちが辛いときに、いつも力になってくれる」と、いたるところで歓迎を受けました。紀元前から現在に至るまで国土が150回も戦場になった歴史をもつ国にとって、遠国からの援助は私たちが考えた以上に心に深く刻まれていたようです。
2016年2月28日開催「セルビアンナイト・冬の味覚篇」では準備中の様子
今回も会場の代官山come cafe & Osamu barに16時入り。
手伝いを買って出てくれたセルビア料理教室のティアナ先生とクラスメイトとともに仕込を開始。今回は5月にセルビアを含む旅の準備として参加されるお客様も多いため、会場で流す映像も街並みと料理を中心に。この時点から音楽と映像が会場に流れ、店内に漂いはじめる香りもセルビアです。
当日の様子
お客様にまずスプーン一杯の「スラトコ」とお水をさしあげる伝統的な習慣でお客様をお出迎え。
パーティのはじまりはBožićna česnica (ボジチュナ・チェスニッツァー)という、新年に迎えるクリスマスのパンを参加のみなさま全員でちぎって運試し。
幸運のコインが当たったお客様、おめでとうございます!
ワインはお料理にあわせた会場のOsamu barオーナーお勧めの赤と白。
Sopska salata(ショプスカサラダ)は、南部の代表的サラダです。
写真にあまり写っていませんがBela corba(ベラチョルバ)という鶏のスープと一緒に、Pogacha bread(ポガチャ)という、各家庭ごと守護聖人の祭日に捧げる伝統的なパンもお出ししました。
手前が今回のメインのLeskovacka muckalica(レスコヴァッツ ムチュカリッツァー)、スパイシーなジプシー鍋料理です。
カナッペはAjvar(アイバル)というパプリカペーストです。
デザートはRafaelo kuglice(ラファエロ)というココナッツボールと、Rolada od oraha i čokolade(ルーラード) 胡桃のプチデザートでした。
ご参加のみなさまの笑顔と、からっぽのお皿。
幸せな瞬間です。
「旅のお土産」でご支援くださいました方にも、翌日オリジナルポストカードを発送いたしました。
~セルビアンナイト~春の味覚篇今回のメニュー
昨年の11月に旅のディナー報告会「セルビアンナイト」にご好評をいただき、「次はいつ?」という問い合わせ多数のため、第3弾「春の味覚篇」開催のはこびとなりました。
前回同様、代官山come cafe&osamu barのオーナーソムリエ西尾治さんに店舗をお借りして「~セルビアンナイト~春の味覚篇」を企画しました。
現地の写真と音楽を背景に、五感でセルビア料理を堪能してみませんか。
●代官山 come cafe & Osamu bar facebookページ
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日時:2016年4月14日(木)
19:30~21:30
22:00~通常営業となります。
場所:代官山come cafe & Osamu bar
東京都渋谷区鶯谷町8-10 代官山トゥエルブ2 2F-A
東急東横線 代官山駅 北、西口より 徒歩8分
JR 渋谷駅 新南口より 徒歩5分/西口より 徒歩10分
恵比寿駅 西口より 徒歩10分
メニュー:
・Urnebes Salad / ウルネベス サラダ(ウェルカムスナック)
・Mimoza salata / ミモザサラダ
・Supa sa knedlama /スパ サ クネドゥラマ(セモリナ団子入りチキンスープ)
・Punjene Parprike /プニェネ パプリケ(パプリカの肉詰め)
・Pogacha bread / ポガチャ(守護聖人の祭日に焼く伝統的なパン)
・Old-Fashioned Raspberry Cake(昔風ラズベリーケーキ)
旅のお土産:
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☆15名満席となりましたら、スペシャルワインがサービスになります。
会費:6000円
(オーナーソムリエのお勧めワイン3杯、旅のお土産つき)
※募集期間終了後のキャンセルは禁止事項とさせていただきます。
返金には応じられませんが、当日おいでいただけない場合参加の権利を他の人に譲渡することが可能です。3日前までにその旨と代理出席される方のお名前をお知らせください。
定員:10~15名
Urnebes Salad / ウルネベス サラダ(ウェルカムスナック)
Mimoza salata / ミモザサラダ
Supa sa knedlama /スパ サ クネドゥラマ(セモリナ団子入りチキンスープ)
Punjene Parprike /プニェネ パプリケ(パプリカの肉詰め)
Pogacha bread / ポガチャ(守護聖人の祭日に焼く伝統的なパン)
Old-Fashioned Raspberry Cake(昔風ラズベリーケーキ)
おわりにこれからも現地に足を運びんで生産者を訪ね、自分の目で見て選んだ食材を中心に、世界各国の家庭料理を味わう会を継続して開催してまいります。 おかげさまで今回も、代官山come cafe&osamu barのオーナーソムリエ西尾治さんに店舗をお貸しいただき、「~セルビアンナイト~春の味覚篇」を企画しました。 現地の写真と音楽を背景に、五感でセルビア料理を堪能してみませんか。 みなさんのご支援をお待ちしております。 旅する女将 橋本典子 |
目標は ¥60,000 に設定されています。
プロジェクトは 2016/04/07 に達成し、2016/04/08に募集を終了しました。
旅のお土産(送料込)
お届け・提供予定時期
サポーター数 0 | 数量限定あと 20
セルビアンナイト参加権(セルビア料理・ワイン・旅のお土産つき)
お届け・提供予定時期
サポーター数 6 | 数量限定あと 9
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